最近はお金がなくなってきましたね〜。
夏はあんなにあったのに冬になると無くなるんですね〜。
天気のように無難に書いてみました。
とりあえず、こういうテンションで話しかければ相手も、いや〜オタクもですか。うちも最近お金が無くってね〜なんて返答も。
返答次第では相手の懐情報がわかり、下級市民と付き合わなくてすみますよ。
この天才的な会話方法を編み出した張本人。
早くお金持ちになりたいと思い続けて35年、どうも読むゴルフ中の人です!
ちなみに30万の中古の軽自動車に乗っている上級市民ですので、下級市民の皆様は話しかけないように!
インターネットを見るとプロゴルファーになる方法
とか、試験内容とか、研修生の事も書いてあったりしますが、どれも表面上の事ばかり書いてあります。
研修生になる方法とかは書いてあったりしますが、詳しく書いてあるのを見たことが無いので、今回は私が研修生の時、どの様な事を思い、どの様に練習していたのかなどを書いていきたいと思います。
今回は少し長くなるかも知れないので、会社に休みの連絡を入れてからご覧ください。
ゴルフの研修生の仕事内容
ゴルフ場の研修生の話は以前にも書いたので、今回は実際に私がやっていた1日を思い出しながら書いていきます。
以前の記事を読みたい方はこちら↓
ゴルフ場の研修生になりたい人へ。研修生の生活からプロを目指す!
研修生の環境はゴルフ場によって違います。
寮があるところや無いところ、食事も朝昼晩出るところと出ないところ。
プロテストの費用を持ってくれるところ。
仕事時間にも違いがあります。
ちなみに私がいたゴルフ場は寮はなく、食事はお昼だけ作ってくれました。
プロテストやQTは自分達で払う感じだったので研修生と言ってもただのアルバイトみたいな感じでした。
研修生の仕事内容としては大きく分けて3つあります。
・キャディ
・マスター室
・コース管理
どこのゴルフ場の研修生でもほぼこの3つのうちのどれかをやっています。
私がいたゴルフ場は研修生はキャディをするのが仕事でした。
私のいたコースでは研修生の数は8人前後でした。
出られる日を前の週に聞かれて出勤する感じです。
お金に余裕がある先輩は週1.2回しかキャディをしないで、他の日は練習だけしに来ている人もいましたが、大抵の場合月15回〜20回くらいはキャディをします。
私はアパートで一人暮らしをしていましたので、お金に余裕が無かったので、出られる日は全て出ていました。
月曜日が定休日だったので、他は全て仕事をする為ゴルフ場に行きます。
と言っても月曜日も練習するためにゴルフ場に行くので、ゴルフ場に行かない日は1年のうち試合の日だけです。
行っても雨でお客さんが減ると仕事がない日もあります。
ここから私の1日を具体的に話していきます。
研修生の朝は早いです。
5時に起きます。
支度をしてゴルフ場に行きます。
私の行っていたゴルフ場は門があり、朝の6時に開けられて夜の7時に閉められるシステムでした。
朝の6時に門が開くまで目の前で待機して門が開くと同時に入ります。
7時から玄関番をしなくてはいけないので、それまでの1時間は球を打ちます。
アプローチだったりショット練習だったり。
7時になるとマスター室にいるプロに挨拶をして玄関番を20分くらいやります。
それから研修生控え室に戻り、朝コンビニで買ってきたご飯を食べながらお客さんに付くのを待ちます。
研修生は8時半までに付くので呼ばれるまで待機です。
この日、私は8時に呼ばれました。
呼ばれたらマスター室で今日付くお客さんの用紙を貰って、カートにバッグを積んで用意します。
研修生は3バッグ(3人)のお客さんを優先的につけます。
ゴルフ場は研修生の為を思って優しいですね〜。
・・・
違うんです!
3バッグの方が貰えるお金が安いんです!
普通のキャディさんには4バックをつけないとガッカリされるので、安いお客さんには研修生をつけるのです。
でも環境って人を狂わせますよ。
どう考えても同じ時間仕事をするのだから4バッグの方がいいですよね?
でも毎日3バックで慣れていると4バックがとても面倒に感じるんです。
まぁ、だから何!って感じなのですが。
この日は90前後で回るメンバーさんに付きました。
ちなみに早いスタートで周る人はそのクラブのシングルハンディのメンバーさんが多いです。
ただ、シングルの人はほとんど、経営者なので、クセのある人が多いです。
90くらいのスコアで回る人の方がキャディの気が楽だったりします。
仕事中は練習などは禁止です。
たま~にメンバーさんに打ってよ。と言われますが、基本的に禁止です。
隠れて1回打ったりすることもありますが、ほとんど打ちません。
研修生は当然ですがゴルフが上手いので、キャディ業務も無駄を省きます。
常に先の事を考えるのが習慣となっているので、ほとんどのキャディさんより要領よくやっています。
自分が解る分、前の組のキャディの要領が悪かったりすると、なんでバンカーに入ること想定してSWを持っていかないんだとか思いながら仕事を見ています。
基本3バックだから時間が余って色々考えるんです。
他には、売店でお客さんがジュースを買ってくれたりすると、とても喜びます。
これが、ニューイングのボールなどをもらっても全く嬉しくないです。
メンバーさんは研修生がボールをよく使うと思って、売店に打っているボールを買ってくれることがありますが、研修生はニューイングやハイブリッドなどは絶対に使いません。
せっかく買ってくれたのでありがとうございますと言って受け取りますが、全く嬉しくないので気をつけましょう。
もし仮に研修生についてボールをプレゼントしようと思うなら、使用しているボールの確認をしてください。
それで、買ってくれたらとてもうれしいです。
なんだかんだ9ホールが終わったら昼休憩です。
お客さんの休憩時間は約50分ほどですがキャディはお客さんが来る10分前にはカートには戻ります。
研修生控室に戻り、仲間の研修生と、今日誰に付いたとか話しながらご飯を食べます。
後半に入ると、カウントダウンが始まります。
後残り6ホールとか、後3ホールだからもう少しとかです。
で、なんだかんだで18ホール終わったらクラブ確認や、カートの掃除をしてキャディ業務が終了です。8時半にスタートなら2時半位に終わります。
終わったら練習場のボールを20分位拾って、3時くらいからコースを周ります。
ここからが研修生の本番です。
私のいたコースでは2組で周ることが多かったです。
コースを2時間くらいでバックを背中に担いで回ります。
ニギリはほぼ強制です。
6人いたら大抵1000円出して1位が4000円2位が2000円もらえます。
それとは別に同じ回っている人でベストと呼ばれるニギリを良くやっていました。
例えば、3人で周っていてスコアがパー、パー、バーディーだったらバーディの人に500円づつ払う感じです。
スコアが悪く何も取れないとだいたい4000円位取られます。
この辺のニギリは色々な事をやるのでその日の人数や気分で変えて行きます。
一番危ないニギリはラスベガスというニギリです。
条件次第では1ホールで数万円動く危ないニギリです。
気になる人は調べて下さい。
毎日絶対負けない!という強い気持ちでみんな戦います。
生活がかかっているのでミスショットしたら自分にすごく腹が立ちます。
その日のスコアが悪かったら本気でイラつきます。
ゴルフが全てなので調子が悪いと機嫌が悪く、調子がいいと機嫌が良くなる人ばかりです。
イライラをバネにひたすら練習します。
大負けしている人がいたらかなり空気が悪くなります。
そんな日もありますが、構わず練習します。
私のいたゴルフ場は19時までしか練習が出来なかったので、それまでは練習しています。
コースでアプローチを何度もやったりするのですが、コース管理をしている人が見ていないところで隠れて練習する感じです。
見つかると怒られます。
9ホール終わったら練習場で19時まで練習して、それが終わったらご飯をファミレスなどで食べてそのまま別の練習場に向かいます。
ボール拾いをする代わりに無料で練習させてくれる練習場に10時くらいまでひたすら球を打ちます。
私は1日700球位打つ日が多かったです。
それで家に帰り11時に寝る。
ほとんどこのパターンです。
この生活がずっと続きます。
もちろん人によりますが、たいていこのような感じの人が多いです。
やる気がない人は、19時に終わったら家に帰ったりパチンコに行ったり様々です。
ゴルフ研修生の私が当時考えていたこと
当時私は所属のプロに教わりながら、雑誌も読みまくり、ひたすら正しいと思う事を出来る限り時間を作って頑張っていました。
人より頑張ればプロになれると思い、がむしゃらにやっていました。
当時はスコアを出したかったので、フェードで安定させようとしていました。
スコアと、フェアウェイキープしたホールなどの情報をメモして少しでも数値が良くなるようにしていました。
1球でも多く球を打つことでゴルフが上手くなると思っていました。
プロゴルファーの今になって思う事
研修生の時に思っていたことが全て間違っていたとは思っていませんが、もしもう一度やり直せるならどうするのか考えてみます。
まず私は何の実績もなく18歳で研修生になりました。
小さいころからゴルフをしていましたが、大会などには出た事はありません。
ティーチングプロの父親に教えられながら、練習場で球を打っていたくらいで、研修生になった時は90切るくらいの腕前でした。
当時体重65キロ無いくらいで、飛距離240〜250ヤードくらいでした。
持ち球はフェード。
・・・と言えば聞こえはいいですが、擦ったフケ球でした。
先程お伝えしたように、ひたすら球を打って上手くなる事に重点を置いていました。
もし、今の知識で当時に戻れるなら、ゴルフの腕前より身体作りをしっかりすると思います。
当時も体重が増えなくて悩んでいました。
それも当然です。
キャディをやって暇な時は球を打ってラウンドはバッグを担いで歩きます。
おそらく毎日6000キロカロリーくらいは消費していました。
体重を増やそうと、カロリーの高いチョコレートばかり食べていた時もあります。
今考えると明らかな知識不足ですね。
栄養素最悪です。
当時も冬になるとジムに行って筋トレをしていましたが、冬の間だけ。
理由はシーズン中に筋トレで筋肉痛だと、スコアにならないから。
毎日のニギリで負けないために、必死で技術を磨いていました。
数年を無駄にしても、筋トレを習慣にして身体を大きくしながら球を打つ方が確実に飛距離は伸びます。
当時と同じ生活をずっと続けていたとしても、トーナメントで活躍するのは無理でしょう。
飛距離が出ないのはそれ程デメリットが大きいのです。
まずはゴルフの技術よりも、筋肉量を増やし、柔軟もやって、ベッドスピードアップをします。
これからの時代は飛距離が出なければ話になりません。
ツアープロも筋力トレーニングをしている時代です。
まずは筋力アップをして、飛ばす事が最優先です。
当時は曲げない為にフェードを打っていましたが、飛距離の事を考えると、ドローで捕まえる練習をすべきだったと思います。
フェードの方がコントロールはしやすいのですが、まずは捕まえる動きを身に付け、飛距離が出るようになってから球筋を安定させたほうが良いです。
今だからこう考えて書いていますが、一番難しいのがお金が無かった事です。
毎日のニギリの事を考えると、大叩きはしたくないと思うのが普通です。
距離が出てもチーピンの恐怖があるドローより、ミスってもある程度計算できるフェードを選択したのは正解なのか未だにわかりません。
お金があれば研修生にならなくてもゴルフだけしてプロを目指す事も出来ます。
研修生が必死に仕事をしている時間にゴルフをすれば、それだけ練習量を増やせます。
研修生は仕事以外の時間で練習するしかありません。
仕事で疲れた体で頑張って球を打ちます。
集中しているつもりでも、集中しきれていない時もあるはずです。
言い訳っぽくなりましたが、ただ一つ言えることは身体さえ鍛えヘッドスピードがあればコスったスライスでも飛ぶので、鍛える事が一番大切だと思います。
今の時代はプロを目指そうとする人は小さい頃から英才教育をしています。
大学くらいまでにある程度スコアが作れないと、活躍は厳しいかと思います。
とにかく身体能力を上げて、球が飛ぶようにする事でビッグスコアが狙えます。
仮にツアーで活躍出来なくても、300ヤード以上飛ばす事が出来れば、レッスンをするにしても人気になれる一つの要素です。
まとめ
今回は研修生の1日を詳しく見ていきました。
昔は研修生ではなければプロテストを受ける事が出来ませんでしたが、今は違います。
腕前さえあれば研修生にならなくてもプロゴルファーとして、トーナメントで活躍出来ます。
もし、この記事を読んで研修生になりたいと思う人がいれば、頑張ってください。
ゴルフ場の駐車場に停める時は、端っこに留めて皆さんの高級車を指を加えて見ている読むゴルフ中の人がお伝えいたしました。
それではより良いゴルフライフを(^^)