ゴルフ会員権を持つことによるメリット
ゴルフ会員権を購入してメンバーになると、購入した各ゴルフ場に多少の違いはありますが、まずは、ほぼ、どのゴルフ場でも共通するメリット3つをご説明します。
メンバー料金でのプレーが可能
まず1つ目をご説明する前に、ゴルフ場の料金体系を簡単にご説明します。
大きくは、『メンバー料金』と『ビジター料金』の2つにわけることができます。
この2料金体制で、ゴルフ会員権を購入することで対象のなるのが「メンバー料金」です。メンバー料金とは、ビジター料金に比べると、非常に安価に設定されており、ビジター料金が平日料金、土日祝日料金が設定されているのとは違い、メンバー料金は常に一定の料金の設定をされているゴルフ場がほとんどです。
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〇〇カントリークラブ
ビジター料金 メンバー料金
平日:¥10,000 平日・土日祝共通:¥6,000
土日祝料金:¥18,000
ゴルフ会員権を購入される方の大半が、この料金設定の違いが分かったうえで、購入されているのではないでしょうか。
昨今、インターネット予約で有名な楽天ゴルフやGDOなど、ビジターの方でも格安でプレーができるようになってきましたが、メンバーシップ制のゴルフ場においては、常に安い料金でプレーできるのが「メンバー料金」です。
特に、土日祝日でも料金設定が変わりませんので、プレー頻度の高い方や、仕事柄、土日にプレーに行く頻度の高い方ほどメリットは大きくなります。
所属ゴルフ場のHC(ハンディキャップ:以下HC)が取得できる
皆さんもゴルフ場のクラブハウス内で一度は目にしたことがあると思いますが、大きな掲示板のようなものにたくさんの方のお名前が載っているのを見たことがあるのではないでしょうか。
これがHCの掲示板です。
所属している各メンバーの名前とその方が現在所持しているHCが記載されており、その方のプレー技術の証明となるものです。
HCは数字が少ない方ほど上手なゴルファーで特に0から9までのHCの方をシングルゴルファと呼びます。
ゴルファーとして、シングルハンディを目指して頑張るのも、ゴルフの楽しみの1つではないでしょうか。
各ゴルフ場主催のクラブ競技(ゴルフ大会)への参加ができる
各ゴルフ場によってそれぞれ名称が異なるケースなどありますが、月に1~2度、所属メンバーのみが参加可能な月例会や規定のハンディキャップ以下の方のみ参加可能なクラブ選手権等、各ゴルフ場所属のメンバーだけが参加できるゴルフ場主催のコンペ(ゴルフ大会)があります。
この各クラブ競技に参加することによって、所属するメンバー同士の交流ができ、メンバー同士の和が広がりますし、ご自身の技術向上の腕試しをすることもできます。
各コンペではそれぞれ順位決定があり、優勝することで、ゴルフ場内に掲示されている専用のボードにご自身のお名前が記載されます。
ご自身の腕に自信のある方はぜひ狙ってみてはいかがでしょうか。
メンバーになることで受けられるその他のメリット
これは各ゴルフ場によって多少の違いがありますので、メンバーになられた際は、各ゴルフ場にお問い合わせいただければと思います。
まずは、優先予約権です。特にプレー予約希望のおおい、土日祝日のプレー予約を優先して、予約ができる枠を準備しています。各ゴルフ場により、時間や曜日など異なってありますので、予約時にゴルフ場へ確認してみてください。
その他、各ゴルフ場では様々な特典があり、メンバーご自身の誕生月にプレーすることで特別価格でのプレーや、食事付きのプレーができる「誕生日優待」、所属メンバーのご家族の方が特別料金でプレーできる「家族優待」など、ゴルフ場によって内容は様々です。
ゴルフ会員権を所持することでお気をつけいただきたいこと
ゴルフ会員権を所持することによって、特にデメリットとまではいきませんが、お気をつけいただきたいことを、以下の2点記載しておきますのでご参考ください。
毎年ゴルフ場へ年会費を支払わなければならない
ゴルフ会員権を購入し、ゴルフ場に入会するとメンバーとしての権利を維持するために、毎年ゴルフ場へ定められた年会費を支払わなければなりません。
年会費の金額は各ゴルフ場によって違いがあり、年会費無料のゴルフ場もあれば、約2万円から、高額なゴルフ場であれば10万円を超える金額の年会費を納めないといけないゴルフ場もあります。
当然ながら、メンバーの方が毎年、年会費を支払っている限り上記でご説明した様々な特典を受けることができますが、この年会費を滞納すると、ゴルフ場によっては除名処分を受けることもありますので注意が必要です。
覚えておいていただきたいのは仮に除名された場合、会員(メンバー)としての権利を失うだけでなく、除名された方が所持しているゴルフ会員権を市場で売却できなくなったり、ゴルフ場へ預託金返還請求することができなくなります。
ゴルフ場が倒産した場合
仮に、現在、所属しているゴルフ場が何らかの理由で閉鎖、倒産などした場合、ゴルフ会員権はどうなってしまうのか、ご説明しておきます。
これは、現在どこのゴルフ場でも起こりうることで、予測自体が非常に難しいことではありますが、仮にゴルフ場が倒産し、解散となってしまった場合、会員としてゴルフ場でプレーできなくなるだけではなく、所持しているゴルフ会員権を市場で売買することもできなくなってしまいます。
また、そのゴルフ場が預託金制のゴルフ場(前記事にて参照)であった場合、ゴルフ場が倒産し、民事再生法を適用された場合に預託金額が大幅にカットされる事があります。
このようにゴルフ会員権の購入には、購入者自身が負担しないといけない年会費や多少リスクも伴いますが、それとは別に様々なメリットがございます。
ゴルフ会員権をご購入の際にはご参考にしてみてはいかがでしょうか。