皆さん、こんにちは。
相変わらずコロナウイルス感染拡大についての報道が続き、ここ最近で、様々なものが変化した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中ですが、皆さんは変わらず持ち続けている「信念」はありますか?
信念というのは「正しいと信じる自分の考え」であります。
ですが、そこに「それを裏付ける証拠はなくても成立する」という点がおもしろい点ですね。
つまり、自分自身のこだわりみたいなことで、一種の自己暗示にも似たところがあるかもしれません。
ですが、ゴルフにおいては精神的な面が非常に左右してくるので、そういった自分自身の想いを大事にしているプレーヤーも多く、自分のこだわりや考え方を心のよりどころとしている節があるのではないでしょうか。
そこで、今回は、信念を持ち、プレーし続けた「不動裕理選手」を紹介していきたいと思います。
不動裕理のプロフィール
選手名 :不動裕理(ふどう ゆうり)
生年月日:1976年10月14日生
身長 :156cm
体重 :58kg
出身地 :熊本県
出身校 :九州女学院高等学校
所属 :フリー
主な成績
・優勝回数50回
・賞金女王6回(2000年~2005年)
・世界ランク最高位 3位(2006年3月第4週)
・史上最年少での永久シード獲得(27歳285日)
不動裕理選手の実力はみなさん知っての通りですよね。
なんといっても6年連続賞金女王ですから。
ありえません。
強さのあまり「不動党」と名乗る不動裕理絶対主義者なるファンも現れ、その方々はおそろいのバッジをつけて観戦するとか・・・
この強さなら納得ですけどね。
そして、もうひとつ有名なのは
「スポンサーと契約しない」
ことです。
まったく契約していないというとウソになりますが、成立すればスポンサーからお金は入るし、用具契約ともなれば、内容にもよりますが、そのメーカーの道具を使い放題できるようになるといいことばかりです。
ですが、実際にはほとんどのスポンサーと契約をしておりません。
それはなぜか。
かわいくないから
不愛想だから
などの声が上がっているのは事実です。
しかし、それは違います。
これだけの実力を持った選手ですからスポンサーからのアプローチがないわけがありません。
その理由を不動裕理選手の性格も含め、少し掘り下げていきたいと思います。
不動裕理選手の信念
契約しない理由を結論から言うと、
・自分にフィットした道具を使ってプレーしたい
・本業での収入こそがプロゴルファーとしての本懐だ
という強い信念があったのだと思います。
道具はもちろん自前です。
プロゴルファーともなれば、相当な金額がかかります。
しかし、用具契約を結べば、金銭的な心配がなくなるので、駆け出しのゴルファーにとってはひとつの目標にもなっていますよね。
ただ、デメリットとして、たいていの契約の場合、用具契約を結んだメーカー以外の道具は使えません。
まぁそうですよね。
不動裕理選手はそれを嫌いました。
ですので、クラブセッティングはメーカーも色もバラバラなんです。
ちなみに2013年 ダイヤモンドオーキッドレディスでは・・・
アイアン(5番からPW) マグレガー レッドターニー
50度 フォーティーン RM-11 黒染め
56度 タイトリスト ボーケイデザイン SM4ウェッジ ツアークローム
でした。
色やデザインをきれいにそろえるとかっこいいと思いますが、とにかく自分にマッチしたものを使用していたんですね。
この点からも道具へのこだわりが強く、お金にはかえがたい信念があったのではないでしょうか。
そして、その想いは用具契約だけでなく、その他のスポンサー契約にもありました。
不動裕理選手は本業以外での収入を望んでいませんでした。
プロゴルファーである以上、実力で勝ち取ってナンボ
といったところでしょうか。
かっこよすぎませんか!?
そういったこともあってか、不動裕理選手はスイングのフォームなどを自ら提供している記事や動画はあまりありません。ほとんどが第3者からの分析です。
これも本業ではないという考え方ですね。
もし仮に、これだけの賞金を稼ぎ、スポンサーとも契約し、レッスン関連の取材を受けていたとしたら生涯年収はいくらになっていたのでしょう・・・
「こんなにお金余っちゃった。どうやって使おうか」
不動裕理選手はこんなこと言ってないと思いますけどね。
不動裕理まとめ
お金にはかえがたい強い信念があったということがおわかりいただけたでしょうか。
このように信念は持ち続けることで時として美談になることがあります。
そんな美談が持てるように自分なりの信念を持って、日々を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
やはりゴルフにはプレーでも考え方においても確固不抜(かっこふばつ…どんなことがあっても簡単には動じない不動の心)が重要ですね。
それでは良いゴルフライフを!(^^)!