研修生の時はパーオンできないものだから必死こいてアプローチの練習をして、何とか寄せワンでしのいでいました。
プロになった今は練習時間も少なくなり、頼みの綱であるアプローチでさえ危うい状況に陥っています。
ゴルフの上手い人はアプローチが上手いことは知っていますよね?
プロでもパーオン率7割程度。
グリーンを外した時にアプローチが寄せられるかどうかでスコアは大きく変わってきます。
セカンドショットが少し足りずにピンまで15ヤードの花道。
こんな状況はコースで良く出くわします。
打ったボールは低く左に飛んで行きカップから離れていきます。
平で打ちやすいライから打っているのにアプローチが左に飛ぶ。
毎回これではゴルフのスコアは良くなりません。
今回はアプローチで左に飛ぶ原因を写真付きで解説していきます。
この記事を読めば低く左に飛ぶアプローチが減って寄せワン率が上がりますよ。
ゴルフのアプローチで左に飛ぶ3つの原因
ゴルフのアプローチで左に飛ぶ原因は色々あります。
今回はその中でも特に多い原因3つに絞ってお伝えしていきます。
まず、その3つを紹介します。
・フェースをシャットに使ってスイング
・ハンドダウンに構えてスイング
・体の向きが左を向いている
この3つです。
ゴルフのアプローチでボールが左に飛ぶ人はこの3つの動きになっていないか確認してください。
この3つの動きが治れば9割方ボールが左に飛ぶのを防げます。
それでは1つずつ説明していきます。
フェースをシャットに使うと左に飛ぶ。インサイドに上げる人は気をつけて!
アプローチが左に飛ぶ人がやっている動作のNo.1がフェースをシャットに使う動きです。
シャットとは閉じるという意味。
酷い人になるとアドレスからフェースが左を向いています。
アプローチでフェースを左に向けてインパクトすると球はそのまま左に飛びます。
なので、インパクトはフェースは目標に対して真っ直ぐ、もしくはやや開いて当てる必要があるのです。
まずはアドレスでフェースが閉じていないかチェックして下さい。
アドレスが正しければ次はバックスイングです。
バックスイングはクラブが地面と平行になった時に
クラブヘッド、手元目標が一致する
フェースが前傾角度と同じかやや上を向く
この2つが大切です。
アプローチでボールが左に飛ぶ人の多くはこのポジションが間違っています。
よくある間違いはインサイドにクラブを引いてフェースが閉じて上がるパターン。
この状態からボールを打つとクラブはアウトサイドに抜けていきフェースも左を向きます。
その結果低く左に飛ぶ訳です。
ボールの勢いも強めで、落ちてから転がるボールになるのが特徴です。
この動作が強くなるとボールを芯で捉えることが出来ずトップが多くなります。
ハンドダウンにするとボールが左に飛ぶ理由
ハンドダウンに構える人もボールは左に飛びます。
ハンドダウンとは手元を下げることです。
手元が下がるとクラブのトゥ側が浮きます。
ゴルフクラブはソールが全てついた時に真っ直ぐ飛ぶようにできています。
これはクラブにロフト角がある為です。
トゥ側が浮くとリーディングエッジが真っ直ぐだとしても左に飛びます。
アドレスでハンドダウンにしていないかチェックしましょう。
ゴルフは体の向きが大切。アプローチで左に飛ぶ人はアライメントに気をつけよう
体の向きが左を向くと当然ボールは左に飛ぶので注意が必要です。
このように考える人も多いと思います。
まず何故アプローチではオープンスタンスにする方が良いのかお伝えします。
オープンスタンスにする理由は距離感を出しやすいことと体を回りやすくする為です。
例えば3m先のゴミ箱にゴミを投げることを想像して下さい。
ゴルフのように横を向いて投げるよりも、正面を向いて投げた方が距離感を出しやすいと思います。
アプローチはショットと違いフェースローテーションを抑えて運ぶように打つのがコツです。
体が止まると腕が返りフェースも左を向きます。
オープンスタンスなら最初から左を向いているので体の回転を止めずに打てるのです。
スタンスを左に向けて肩のラインも左に向けると振っていく方向が左になります。
これでは左にしか飛びません。
正しいオープンスタンスはボールに対して反時計回りにオープンスタンスをとり、肩のラインは目標に向けておきます。
この状態から体の回転で打つのが正解です。
体を左に向けて構える人で多いのが、オープンにしすぎる人です。
オープンスタンスと言っても平行から少しだけオープンにする程度です。
極端なオープンスタンスでは軸が傾いたり良くないことが起こります。
別に体の回転が止まらなければ平行に立っても問題ないです。
極端にオープンに立っている人はアドレスを見直すと良いですよ。
これで解決!アプローチの正しい打ち方
それでは正しいアプローチの打ち方を紹介します。
スタンスは距離に応じて狭くします。
仮に10ヤードのキャリーを出したい場合は足と足の間に靴が一足入る程度です。
ボールに対して軽くオープンスタンスにします。
体重は7割ほど左足にかけます。
バックスイングはヘッドが目標に対して後方に上がるようにしてフェースは前傾角度と同じかやや開きます。
ダウンスイングは体の回転を止めずにフェースローテーションを抑えて振っていきます。
正しく振るとインパクトでは軽いハンドファーストになり、その形のままフィニッシュまで持っていきます。
まとめ
今回はアプローチで左に飛ぶ原因をお伝えしました。
まずは今回お伝えした間違った動きになっていないか確認して下さい。
それでも治らないのであればレッスンに行くことをおすすめします。
アプローチが良くなればそれだけでスコアが良くなります。
正しく打てれば球も狙い通りに行くはずですよ。