このような疑問に答えます。
本記事の内容
ゴルフ用語の「卵を産む」とは?
卵を産む人の心理
卵を産む場所
卵を産む人を目撃した場合の対処法
卵を産む人の評価について
この記事を書いている私はゴルフ歴32年のプロゴルファー。
キャディ経験も1500回以上ありゴルフにはある程度詳しいつもりです。
卵を産むとはルールブックに載っているような正式なゴルフ用語では無いため知らない人も多いと思います。
今回は卵を産むことについて解説していきます。
ゴルフ用語で卵を産むとは?
これは実際私がキャディ中言われた言葉です。
卵を産むとはゴルフ用語でOBやロストボールで見つかっていないボールをあたかも見つかったようにして新しいボールでプレーすることです。
白いボールが卵に見えることからできたゴルフ用語です。
つまりルール違反です。
本来は球を見つけるか、無ければ最後に打った位置まで戻って打ちなおさなければ次のティーショットを打った時点で失格となる重大な違反です。
同伴者気づかれないようポケットからボールを落とし見つかったかのようにする紳士とはほど遠い行動です。
都市伝説と思っている人もいることでしょう。
卵を産む人は周りを良く見ており、自然な雰囲気で何事もなく卵を産んでプレーを続けます。
プライベートゴルフで、あると思っていたのに行ってみたら無かったから
こう宣言してプレーするのとは違い、他人に気づかれないようにするのが卵を産む行為です。
なぜゴルフで卵を産むのか、その心理とは
純粋なあなたはこう思うかもしれません。
答えは1つ。
ゴルフでボールを産む人はスコアだけ良ければそれで良いと考えている人です。
ゴルフは紳士のスポーツ。
基本的に審判は自分自身。
打数も自己申告をしてルールもほとんどが自分で判断します。
世界のゴルフルールを作るR&AとUSGAのゴルフ規則には初めにこのように書いてあります。
すべてのプレーヤーは次の行動をとることによってゲームの精神の下でプレーすることが期待される。誠実に行動すること-例えば、規則に従う、すべての罰を適用する、プレーのあらゆる面で正直である。
卵を産む行為はこのゴルフの精神に反する行為です。
ゴルフで卵を産む人は自分さえ良ければそれで良いと考えている人です。
もし卵を産む場面を見つかったらどうなるのか想像できない可哀そうな人とも言えます。
どんなことをしても良いスコアを出したいのです。
私が見かけた卵を産む人はゴルフが決して下手ではありませんでした。
むしろゴルフが上手くゴルフ競技に出ているような人が多かった印象です。
真剣にプレーをしている時に卵を産んでいました。
特に多かったのが仲間内でニギリをしていた時。
ニギリとは賭け事です。
当然賭け事はいけないことですが、やっている人は多くいるのが現状です。
ニギリで負けたくないから卵を産むという愚かな行為をするのです。
私は見たことありませんが、競技に出ているジュニアゴルファーもスコアの過少申告や卵を産む行為が多いと聞きます。
スコアが悪いと怒る親も多くいるため、怒られないように不正をするのです。
ゴルフ場の見えない所で卵を産む
卵を産む人がいるとは聞いたことがある人も多いと思いますが、実際に見た人は少ないのでは無いでしょうか?
ゴルフで卵を産む人は周りをよく観察しており、周りの人に気づかれないようにこっそりと卵を産みます。
基本的に卵を産む場所は他人から見えない場所です。
OBギリギリのラインで卵を産むことが多く
コースを知り尽くしている私からしたら
このように思う下り傾斜で
なんて言っていたら怪しく思います。
実際に現場を見たことがありますが、何食わぬ顔でボールを置いていました。
ポケットに穴を空けてそこからボールを落とすことを良く聞いたりしますが、流石にそこまでやる人はいないのではないでしょうか?
だって穴が空いていたらティーを探っている時に間違えて落としたら怪しまれますから。
ゴルフで卵を産む人を見かけたら見なかったことにするのが無難
これは非常に難しい問題です。
正義感の強い人なら
なんて言いたくなるでしょうが、これは危険です。
想像でしかありませんが、このような対処をすればその後の空気が悪くなるはずです。
卵を産むような人は性格に難があるタイプの人です。
もしかしたらイチャモンをつけてくるかもしれません。
その場は何事もなくても後日ありもしない噂を流される可能性もあります。
せっかく楽しみに来たゴルフ。
できれば嫌な思いはしたくありませんよね?
もちろん卵を産む現場を見た時点で嫌な気持ちになるでしょうが反面教師や今後の会話のネタになると思うようにするのがおすすめです。
ゴルフで卵を産む人の評判は最悪
卵を産む人は周りに気づかれていないと思っているでしょう。
しかしそんなことはありません。
何度も止まりそうにない場所でボールが見つかると、さすがに周りの人は気づきます。
1日一緒にプレーしただけでは分からなくとも、数回同じようなことがあると噂になるでしょう。
噂になれば最後です。
OBかきわどい場所にボールが飛んでいき本当にボールがあったとしても
こう思われるのがオチです。
もし周りの人が気づいていなくてもキャディさんは気づいています。
気づいたキャディさんはその場では何も言わなくても、終わった後のキャディ室で仲間のキャディさんに伝えます。
こうなるとゴルフ場のスタッフに知れ渡ります。
どこかからお客さんの耳にも入ることでしょう。
例えゴルフ以外のことが完璧な人間だとしても(まぁそんなはずもなく、クズ野郎だとは思いますが)卵を産む人は信用できなくなります。
私なら嫌です。
せっかくゴルフを楽しみたいと思っているのにそんな人とは回りたくありません。
このような感じで卵を産む人はスコアと引き換えにその人の人間性も疑われるのです。
これを読んだあなたは絶対に卵を産んではいけませんよ。
まとめ
今回はゴルフ用語の「卵を産む」についてお伝えしました。
卵を産むとはなかったボールをあたかもあったかのように新しいボールに取り替えてプレーを続ける違反行為です。
卵を産む人はクズ野郎なので注意すると反撃にあう可能性もあります。
競技であれば伝えるのが良いと思いますが、プライベートで卵を産むのを目撃した時は黙っておくのが良いでしょう。
卵を産んで良いスコアになったとしてもあなたの評判は最悪になること間違いなし!
間違っても卵を産まないように気を付けてくださいね。
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