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ゴルフスイングは速いリズムより遅いリズムの方が良い理由!

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あなたのゴルフスイングのリズムは速いですか?
それとも遅いですか?
ゴルフ理論は色々ありますが、その中でもスイングのリズムは速い方が良いのか、それとも遅いリズムの方が良いのか悩むアマチュアは非常に多い印象です。
特に飛ばそうとするあまり速すぎる人は多いですね。
レッスンをしていて何度ゆっくり振りましょうねと言ったのか数え切れません。
結論から言うと、ほとんどの人はゆっくりしたリズムで振った方が良い傾向にあります。
その理由を今からお伝え致します。

なぜゆっくり振った方が良いのか

まずゆっくり振るメリットをお伝えいたします。

・スイング中バランスを取りやすい。
・力を抜きやすい。

主にこの2つです。
では詳しく説明していきます。

スイング中バランスを取りやすい。

速いリズムで振った時に比べてバランスが取りやすいのはイメージ出来るかと思います。
文字を書く時もそうだと思いますが、丁寧に文字を書こうとした時は速く書くより、ゆっくり書くと思います。
ゴルフも丁寧にスイングをしようと思ったらゆっくり振った方が正しい動きでバランスよく振ることが出来ます。
ゆっくりと言ってもバックスイングだけゆっくりでダウンスイングで急激に速くするのはダメですよ。
大抵スイング中バランスを崩している人はスイングが速いです。
一つの基準としてフィニッシュでグラつかずに立てているか確認してください。
フィニッシュをとれずにすぐに動いていませんか?
フィニッシュで3秒止まっていることが出来ればOKです。
思い出してみて下さい。
コースでミスした時ってフィニッシュ取れていないのでは?
練習場では上手く打てても起伏のあるゴルフコースで同じように行くとは限りません。
速いリズムでバランスをとるには体幹を支える筋力やバランス力が必要です。
プロであれば、体幹トレーニングやバランストレーニングをしているので早く振っても上手く行きますが、アマチュアにはハードルが高いと言えます。

力を抜きやすい。

ゆっくり振ったほうが力は抜きやすいです。
特にダウンスイングに入る動作でゆっくり振るとグリッププレッシャーを一定に保ちやすくなるのです。
リズムが崩れる大きな原因は飛ばそうとするからです。
ゆっくり素振りの様に振れば球は勝手に飛んで行ってくれます。
力が入るとクラブを筋肉でブレーキをかけてしまいます。
以前、雑誌の記事で石川遼選手に飛ばしたい時はどうするのか聞いていました。
石川遼選手はいつも以上に飛ばしたいときは、スタンスを広げ、腕の力は出来る限り抜くと言っていました。
多くのアマチュアは飛ばそうとすると腕に力を入れて飛ばそうとします。
プロは飛ばしたい時は、むしろ腕の力を抜くのです。
この事がわかれば、ゴルフの上達は早まると思います。

正しくゆっくり振る方法

ゆっくり振ると言っても、限度があります。
蚊が止まるくらいゆっくり上げるのは逆効果です。
ゆっくり過ぎても体がガチガチになるからです。
正しい動きは、腕を使わずに体幹で振る事にあります。
体の捻転を意識してアドレスからスタートさせる動きは胸を右に向ける動きに連動して腕が動く様にすると腕の力は抜けてきます。
逆に言うと手先でスイングする人はリズムが速くなる傾向があるので注意してください。
ここでゆっくり振るためのドリルを紹介します。

往復素振り。

私が一番おすすめするドリルは往復素振りです。
ハーフスイング程度のふり幅で素振りを繰り返します。
この時にフィニッシュで止まるのではなく、フィニッシュに行ったらそのままの勢いでトップまで上げるのを繰り返してください。
なるべく左右対称で常に同じスピードになるように振り続けます。
腕で振る人は数回振ったらリズムが取れずに素振りが出来ません。
イメージはデンデン太鼓の様に腕をしなやかに使うことです。
このドリルをやる事で体で振る事を覚えられ、リズムも一定になります。

バット素振り

昔からあるドリルです。
バットはゴルフクラブより重いので手先で振れません。
体を使って振ることが出来れば、ゆっくり振ることが出来ます。
バットが無い人は、クラブを2、3本もって素振りをすれば同じ効果を得られます。

アザス ゴルフ(Azas Golf) スイング練習機 AZAS AZAS スタンダード WH/GR

この2つのドリルはどちらも球を打たないので、ゴルフクラブを振るスペースさえあれば出来るので、是非試してみて下さい。

速いリズムでも正しく動いていれば問題ない

スイングリズムは歩くスピードと似ていると言われています。
普段ゆっくり歩く人はゆっくりなリズムで、速く歩く人は速いリズムと言われたりします。
ゆっくり振ったほうが結果的に良くなる方が多いと思いますが、決して速いリズムを否定している訳ではありません。
速いリズムでも、体幹がしっかりしていてスイング中バランス良く振れていたり、腕を使わずに振れるのであれば全く問題ありません。
もしあなたが腕に頼らずに速いリズムで振れているのであれば、無理にゆっくり振る必要は無いのです。

まとめ

今回はリズムについてお伝えしました。
速いリズムでも正しい動きが出来るのならば問題はないのですが、ほとんどの人はそれが出来ません。
速い人は大抵、リキんで腕だけで振るためスイング中のバランスを崩しています。
もしあなたがフィニッシュでグラついているのなら、今以上にゆっくり振ってみてください。
それではより良いゴルフライフを(^^)/

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