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ゴルフのタメとは何?コックを覚えて飛距離アップ

投稿日:2019年12月3日 更新日:

「ゴルフ雑誌を読んでいると「タメ」って言葉がよく出るのだけどタメとは何だろう?」

ゴルフ用語にはわかりにくい言葉が多いですよね。

コックやリリース、セットアップやスタンス英語が苦手な私も初めは何が何だかわかりませんでした。

右に曲がる球ってドローだっけスライスだっけ?

みたいな感じで覚えるまでずいぶん苦労しました。

今回は飛距離アップに有効なタメの話をしていこうと思います。

この記事を読めばタメってなんだっけ?とはならなくなりますよ。

ゴルフのタメとは?

ゴルフでタメというとダウンスイングでの手首とクラブの角度の事を言います。

トップで手首とクラブで出来た角度が急角度ならタメが強いとか、たまってるとか言ったりします(トップよりダウンスイングのほうが手首とクラブで出来た角度が急角度の人もいます)

タメのあるダウンスイングでインパクトすることをレイトヒットと言ったりもします。

逆にトップで手首とクラブで出来た角度がすぐに開放される事をタメがほどける、リリースが早いなどと言ったりします。

タメがほどけることをアーリーリリースと呼んだりもします。

ゴルフでタメがほどけるとどうなるの?

タメがほどける事によって一番のデメリットは飛ばないことです。

タメがほどけるとインパクトの前で左腕とクラブが一直線になります。

つまりそこが一番スピードが出ているという事です。

タメがほどけるという事は右腕は伸ばされます。

前傾姿勢を伸ばしてダフらないように調節する為、インパクトで手元は浮くので球が上に上がり弱くなります。

酷くなるとダフったりトップしたりします。

ある程度うまく当てられる人は、アイアンよりウッドが得意になる傾向があります。

タメがほどける人は軸を左に傾けないとダウンブローに打てず、最下点がボールの手前になります。

アイアンで飛距離が出ない人は当てはまる事が多いのではないのでしょうか?

最近はタメはいらないって言っているけどどうなの?

結論から言うと最低限のタメは絶対に必要です。

確かに昔のような強烈なタメは必要ありません。

何故ならクラブが進化しているからです。

昔はクラブヘッドが小さく、ボールの性能の事もあり上から打ちこまないと飛びませんでした。

最近のクラブはヘッドは大きくなり、ボールの性能も良くなったため、強烈なタメは必要なくなりました。

しかし、ボールの手前で腕とクラブが一直線になるようだと、そもそもヘッドスピードが最大になるポイントがボールの手前になってしまいます。

アマチュアはタメを作ることで飛距離アップする?

多くのアマチュアはタメが出来ていません。

アイアンでしっかりした飛距離を出すにはロフトを立ててインパクトする必要があります。

その為には最低限のタメは必要です。

タメを作りハンドファーストにインパクトをして緩やかなダウンブローに打つのがアイアンで飛ばすコツです。

タメが作れればプロみたいなターフをとることが出来ますよ。

ドライバーでもタメを作ることによってヘッドスピードが上がり飛距離がアップします。

もちろんタメすぎると手元が前に出すぎるなどデメリットはありますが、タメが作れない人は心配する必要はないでしょう。

ゴルフのタメの作り方

ゴルフでタメの重要性がわかったところで、どうやってタメを作るのか説明していきます。

タメを作るには上半身の力を抜くことが必要となります。

上半身がリラックスした状態のままダウンスイングで体を回す事で腕、クラブが遅れてきます。

簡単に言うとこれがタメです。

上半身に力が入っていると、同じ形にできてもスピードは出ません。

ダウンスイングでの下半身と上半身の捻転差が大きければ大きいほどタメを作りやすいです。

その為に上半身をリラックスする必要があるのです。

野球のピッチャーの投球フォームを思い出してみてください。

大きく体を捻ってから足を踏み込み、そのあとに上半身、腕、肘、手首の順番に動いています。

この動きはゴルフの動作と似ています。

タメができない人は踏み込みと同時に上半身、腕、肘、手首が同時に動いている感じです。

ゴルフの場合ただ腕を遅らせるだけだと振り遅れになりフェースが開いてスライスします。

タメを作るのが難しい理由はそこにあります。

フェースをスクエアにするには開いたフェースを戻すのか、そもそも開かないようにするのかのどちらかです(閉じたフェースを開けばスクエアですが特殊なので除きます)

今の大型化されたクラブではローテーション(開いて閉じる動作)はあまりしないほうが良いです。

バックスイングでフェースを開かないように上げます。

トップにいく少し手前から左足を踏み込んでダウンスイングに入ります。

問題はこの時で、下半身が踏み込んで回転すれば、当然胸も左に向こうとします。

胸が開かないようにしながら切り返すのがポイントです。

感覚としてはトップで右を向いている胸を残したままダウンスイングをする感じです。

上半身をリラックスして胸が開かなければゴルフのタメは勝手に作られるのです。

タメを作るためのドリル

往復素振り

このドリルは素振りをするのですが、ハーフスイングでします。

ハーフスイングのトップからハーフスイングのフィニッシュまで振ったらそのままトップに持っていくのを繰り返します。

行きと帰りのスピードが同じになるようにしてください。

連続で繰り返すことにより上半身の力が抜けタメが勝手に作られます。

1、2、3ドリル

このドリルはタメの形を覚えるドリルです。

まずトップまで上げます。

上半身の形を変えないようにして下半身を回しクラブが地面と平行になるまで下します。

クラブが地面と平行になったら、もう一度トップに持っていきます。

もう一度地面と平行になるまで下します。

またトップまで持っていきそこから球を打ちます。

1.2.回目は地面と平行にして3回目だけ打つので1.2.3.ドリルです。

このドリルを繰り返すことによりタメの形を覚えることができます。

まとめ

飛距離を伸ばしたい人は多くいます。

タメが昔より必要ないからと言って、すぐにクラブをリリースしているようでは遠くまで飛びません。

今回お伝えした事を実践して、自分史上最大飛距離が出せるように頑張ってください。

それでは良いゴルフライフを(^^)/

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