ゴルファーたる者朝に強いに越したことはありません。
しかしその反動で夜は弱い。
レッスンしている私からすれば何のメリットもありません。
で、ゴルフにハマってくればスイングの細かい部分まで気になりますよね。
特にスイングプレーン通りにクラブが降りてきているのかいないのか。
変則打ちと呼ばれるようなプロでもダウンスイングでクラブが背中から下りてきています。
今回はゴルフのダウンスイングで背中から下ろすメリットや方法について説明していきます。
ゴルフのダウンスイングは背中から下ろすのが正解?
ゴルフの球筋を決める大事な要素。
それがスイングプレーン。
プロのダウンスイングを見てみるとシャフトの傾きが同じことに気づくはずです。
タイガーウッズも変則スイングで有名なジムフューリックもスイングは全然違いますが、ダウンスイングのシャフトの動きだけ見るとほとんど同じ。
プロは背中からクラブが巻きつく様に下りてきているんです。
背中からクラブを下ろすことができればボールを強く真っ直ぐ飛ばすことができます。
しかしほとんどのアマチュアゴルファーはダウンスイングで背中からクラブを下ろせていません。
スライスを打っている人はクラブが背中よりも上から立って下りる人が多いです。
反対にフックを打つ人は背中よりクラブが下から寝て下りる人が多いです。
このクラブの軌道を治すことができれば球を真っ直ぐ飛ばせる様になりスコアアップするでしょう。
次に何故クラブが背中から下りてこないのか原因をお伝えしていきます。
球筋とスイングプレーンの関係
ゴルフでクラブが背中から下りてこない原因は様々ですが、簡単に説明する為にクラブの軌道に絞って説明していきます。
ゴルフでクラブが背中から下りてきていないと言うことは、アウトサイドインの軌道かインサイドアウトの軌道です。
一般的にはアウトサイドインで振る人はスライスになりインサイドアウトで振る人はフックになります。
それぞれ動きが違います。
まずアウトサイドインで振る人から説明していきます。
アウトサイドインでクラブが上から入る場合
アウトサイドインの人が何故クラブを背中から下ろせないのか?
ダウンスイングで肩が開く理由は主に首や肩に力が入っているからです。
首や肩に力が入ると下半身と上半身が一緒に動きます。
これがアウトサイドインになる一番の理由です。
次にインサイドアウトで振る人を見ていきましょう。
インサイドアウトでクラブが寝る場合
インサイドアウトでクラブが寝る人はアウトサイドインの逆です。
主な理由は体が回転せずにスライドして軸が傾きながら打つためです。
このようにスライドすると軸が傾きクラブが寝るのでダウンスイングで背中よりも下から寝て下りてくるのです。
原因が分かったところで次は治し方を説明していきます。
アウトサイドインの治し方。これをやればダウンスイングで背中から下りてくる
アウトサイドインを治すためには肩の開きを抑える事が重要です。
先ほどお伝えした通り首や肩に力が入ると肩が開くのでまずは力を抜きましょう。
力を抜く方法としておすすめなのが息を吐き続けながらスイングをする方法。
バックスイングに入る時から息を吐いてフィニッシュまで同じ量の息を吐き続けます。
やってみると分かりますが、力が入ると息が止まったり、一気に吐き出したりします。
もう一つ紹介しておきます。
グリップをクロスハンドで握ってください。
クロスハンドとは右手が上で左手が下になるグリップです。
このままスイングすると右肘が常に体の近くにあるのでクラブがアウトサイドから下りずに背中から下りるようになります。
球を打つのが難しければ素振りだけでも効果があるので試してみましょう。
インサイドアウトの治し方。これをやればダウンスイングで背中から下りてくる
インサイドアウトを治すためには体を回転させることが重要です。
まずは回転しやすいアドレスができているか確認してください。
極端なフックグリップではアドレスで軸が右に傾きます。
右に軸が傾いたまま回転するとダウンスイングでクラブが寝て下りてきます。
アドレスは真っすぐ立てるようにしましょう。
スイング中は体重移動を抑えてその場で回るようにすれば肩が閉じずにクラブが背中から下りるようになります。
おすすめのドリルはオープンスタンスで打つドリルです。
アドレスで左足を引いて打つことでダウンスイングで体が回りやすくなります。
是非試してみましょう。
まとめ
今回はゴルフのダウンスイングはクラブが背中から下りてくるように記事を書きました。
今回は分かりやすく軌道と肩の開きに重点をおいて説明しました。
もちろんこれ以外にもいろいろな原因があります。
正しくダウンスイングすればクラブは背中から下りてくるのは間違いありません。
スイングプレーンが正しければボールを真っすぐに飛ばせるので原因を探して治していきましょう。
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