日本プロゴルフ協会(PGA)資格にはトーナメントプレーヤーとティーチングプロがあります。
トーナメントプレーヤーはスコアが良い人だけが取れる資格で自分のプレーの技術に特化した資格と言えます。
一方ティーチングプロは教えることに特化した資格です。
このように考える人もいるかもしれません。
ティーチングプロと言っても人それぞれ。
最初からティーチングプロを目指してゴルフをしている人もいれば、
ツアーに出ることを夢見て頑張っていたけれど、トーナメントプレーヤーの資格を取れずにしかたなくティーチングプロになった人もいます。
今回はティーチングプロは下手なのか考えてみたいと思います。
それではレッツラゴー。
ティーチングプロの実力は?ゴルフが下手なのか?
まずティーチングプロは日本プロゴルフ協会(PGA)の資格を持った会員が名乗る名称です。
他の団体が名乗っているのは聞いたことがありません。
それもそのはず。
ティーチングプロは日本プロゴルフ協会(PGA)の登録商標だからです。
それでは日本プロゴルフ協会のティーチングプロになるにはどれ位のスコアで回ってくればよいのでしょうか?
ティーチングプロになるには実技試験と筆記試験があります。
実技テストをクリアして1年間の講習を全て終了して初めて資格がもらえます。
で、問題の実技試験のスコアですが、2日間で158以内で上位50~100人くらいです。(その年により多少変動します)つまり1日最低79で回れば良い訳です。
その年によりスコアは多少の違いはありますが、このようなスコアで回ってくれば実技試験に合格できます。
昔はプロテストのプレ予選と同時に行っていたのでフルバックからの試験でした。
しかし最近ではティーが少し前になり距離が7000ヤードを超えることはほぼありません。
2021年のティーチングプロ実技試験はサンコー72カントリークラブで6533ヤードで合格ラインは154ストローク(10オーバー)までの81人が通過しています。
この数字を見て上手いと思うか下手と思うかは人それぞれだと思います。
こう考える人にとっては2日間で10オーバーも打つプロは下手だと思われても仕方がありませんし、そう思わない人もいるってだけです。
ただこれは合格の最低ラインで、もちろんアンダーで回ってくる人もいます。
そのような人を下手とは呼べない気がしますが、どう思うかは人それぞれです。
研修生はティーチングプロは下手だと思っているかもしれない?
ティーチングプロが下手なのか上手いのかはその人にもよりますが、研修生の経験がある人からすれば
このように思っている人がいることも事実。
正確には下手というよりもトーナメントプレーヤーになれなかったからとった資格。
このように思っている人もいます。
私もこのように思っていた1人です。
研修生はツアーに出て戦うことを夢見て日々努力しています。
ゴルフ場に所属して毎日コースで練習しています。
基本的にはトーナメントプレーヤーになる為に努力しているのです。
研修会に入っている人の実力はアマチュアゴルファーから見ればかなり上手いです。
もしアマチュアの競技に出られるとすればトップアマと呼ばれるレベル。
多くのクラチャンより上手いと思います。
研修会で上位の人は毎回60台で回ってくる人も多く
このような人もいます。
プロテストは極度な緊張感の中行われるので、本来の力を発揮できずにテストに通らなかった研修生を私は何人も知っています。
研修生からすればティーチングプロなんてお金を払えば簡単にとれる資格という認識です。
トーナメントプレーヤーになれなかった人がとる資格がティーチングプロという考えでしたが、最近は少し違ってきています。
トーナメントプレーヤーの人もわざわざ高いお金を払ってティーチングプロの資格をとっている人もいるのです。
これには2つ理由があります。
トーナメントプレーヤーがティーチングプロの資格をとる2つの理由
トーナメントプレーヤーが高いお金を払い大変な講習を受けてまでティーチングプロの資格をとるのには2つの理由があります。
正しい指導法を身に付けたい
ティーチングプロ選手権に出るため
この2つです。
トーナメントプレーヤーになる為にはプロテストで良いスコアを出すだけです。
それ以外にはありません。
まぁテストを受けるためのお金も必要ですが・・・。
テストに通った後はプロゴルファーの立ち振る舞いなど簡単な講習があるだけで、プロの資格を与えられます。
試合に出て結果を出してお金を稼げれば良いのですが、そうでない場合ほとんどのプロはレッスンをして生計を立てます。
そうなると問題なのがレッスンのやり方。
そのプロの思う様にレッスンをして思い通りできていれば問題ありませんが、中には
こう思ってティーチングプロの資格をとる人もいます。
ティーチングプロは1年間の講習があり、どのようなレッスンをすればよいのか具体的に教えられるのです。
1年間の講習が終われば最低限のレッスンスキルは身についています。
このスキルとティーチングプロという肩書きのために資格をとるのです。
ゴルフを習いたい人にはトーナメントプレーヤーではなくティーチングプロに習いたいという人もいるためティーチングプロの肩書きもほしいと思っているプロもいるからです。
もう1つの理由が日本プロゴルフ協会が主催するティーチングプロ選手権に出るためです。
このティーチングプロ選手権で優勝すると翌年の日本プロゴルフ選手権の出場権と賞金100万円がもらえます。
この試合に出たいという理由でティーチングプロになるプロもいます。
ティーチングプロに教わると下手になる?
インターネットを見ていると気になる質問がありました。
それは
この質問です↓(気になる人だけ見てもらえばOK)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12171044667
なんでもレッスンプロに習っていたけれどあまり上手くなれず、クラチャンの人に教わったら上手くなったのでこのような質問をしたようです。
結論を書くと
ただ、スイングを修正する過程で一時的にスコアが悪くなる可能生はあります。
ティーチングプロはゴルフの基本を知っており、オーソドックスなスイングに指導するはずです。
というのもゴルフの基本は昔から変わりません。
流行りのスイングはありますが、基本的なスイングは昔も今も対して変わらないのです。
ゴルフの基本から教えるので、上達するにはティーチングプロに習うのが近道だと思います。
この質問者が言うレッスンプロという呼び名はゴルフを教えている人という意味だと思うのでティーチングプロかどうかは分かりませんが、
ゴルフが上手くなりたいのであればスクールや個人レッスンでプロに習うのが良いでしょう。
ティーチングプロの指導方法
ここまで読んだあなたはティーチングプロは実際どのような始動方法をするのか気になると思います。
ティーチングプロの指導と言ってもそのスクールや、そのプロの考え方で教え方は変わってくると思います。
多くのプロはゴルフの基本を教えると思います。
全くゴルフのしたことのない初心者であれば握り方と構え方を教えて小さい振りから教えて当たるようなら徐々に大きくしていきます。
ゴルフ経験者であれば、今迄のゴルフ歴や気にしていること、悩み、どのようにしたいのかを聞きます。
実際にスイングを見て現状を説明。
例えば、
みたいな感じ。
その人の悩みを聞いて原因と対処法を伝えレッスンしていきます。
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このように考えている人もいるかと思いますが、多くのプロは原因と対処法を伝えてくれると思うので、レッスンを始めるのに遅いということはありません。
ただ、プロとの相性はあると思うので、体験レッスンなどを受けることをおすすめします。
まとめ
今回はティーチングプロはゴルフが下手なのか考えてみました。
ティーチングプロは日本プロゴルフ協会(PGA)の登録商標です。
ティーチングプロになる為には最低限のスコアが求められます。
トーナメント中継で見るプロと比べると下手なプロが多いのは否めません。
しかしアマチュアゴルファーから見ると決して下手とまでは言えないのではないでしょうか。
こればかりはティーチングプロもその人によってレベルが違うので何とも言えない所です。
しかし教えることに対してはしっかりした指導内容で教えてくれると思いますよ。
レッスンが気になっているなら体験レッスンを受けてみるのがおすすめですよ。