練習場ではプロのようなナイスショットをしているのにコースに出ると思うようなスコアにならない。
このような人はいませんか?
このような人のことを練習場シングルと言ったりもします。
今回は練習場シングルが本当のシングルになるための方法をお伝えしていきます。
この記事を読むメリット
練習内容の再確認ができる
それではいきましょう。
練習場シングルがやりがちな練習方法
あなたはシングルになれるように頑張って練習をしていると思います。
週2回程練習に通い、できれば週1でコース。
それが無理でも最低月に2回はコースに行きゴルフの腕を磨いていると思います。
A君のスペック
ゴルフ歴10年の40歳。
学生時代はサッカー部でスポーツはそこそこできる方。
ドライバー飛距離240ヤードで7番は150ヤード。
週に2回練習に行き、コースには月3回くらい。
スコアは80台後半のゴルファー。
ゴルフの楽しさに魅了されてA君のような人は多いと思います。
このような人は練習を続けていけば90を切るレベルには行くでしょう。
しかし80を切るのはなかなか難しい。
ですが実際は90前後。
調子が良ければ85くらいで回ってくるものの調子が悪ければ95くらい。
このような人は真面目に良いショットの確率を上げようと練習しているはずです。
最初はフルスイングのマン振りばかりだったのが、それでは確率が良くないと気づいてスイングテンポを整える練習やスリークォーターで地道に練習しているかもしれません。
実際、スリークォーターやハーフショットで練習を継続している人はもう少しスコアがまとまって85前後で回ってきていると思います。
A君のようなタイプは練習内容を変えるだけでスコアアップができると思います。
おそらくこのようなタイプの人はスイングを良くしようとショット練習の時間が多すぎます。
おそらく8割はショット練習をして残り2割でアプローチとパターをしているのではないでしょうか?
もっと、アプローチやパターの練習に時間を使う方がスコアアップには繋がります。
もう少し詳しくお伝えしていきます。
下手なショットの精度を上げるのが上達の近道
A君の良いショットはプロ並みのショットを打っているかもしれません。
ですが悪いショットもそれなりに出ているはずです。
良いスコアを出そうと思ったら、良いショットを伸ばすのではなく悪いショットをなくす方が重要です。
おそらく、A君のように思う人がほとんどのはず。
ですが、私から言わせれば、まだ半分も理解できていません。
小さい振りやゆっくり振ってスイングを固める練習をすればスイングが良くなりナイスショットの確率が上がるのは間違いありません。
ですがA君のようなタイプはこのような練習やフルスイングに時間を取られ過ぎています。
これでスコアが良くなってきているのであれば問題ありませんが、ショットは良くなってきてはいてもスコアは良くなっていないから悩んでいるのでは?
スコアを良くするのとショットを良くするのは完全に一致する訳ではありません。
当然良いショットの確率が上がれば良いスコアになる確率は上がるのですが、それには時間がかかり過ぎます。
練習時間の限られた人にはもっと効率的にスコアアップした方が良いはずです。
このように細かく考えて何でスコアを落としているのか突き詰めてください。
そうするとあなたの欠点が見えてくるはずです。
ドライバーでOBが多いならドライバーの練習量を増やし、アプローチが苦手ならアプローチの練習を増やすと良いでしょう。
もしやっていなければやって下さいね。
問題はここです。
当然苦手クラブがあればミスショットの確率はあがるので、好きなクラブだけでなく苦手クラブの練習を多くするべきです。
それは当然としてゴルフのスコアを良くしようと思ったらやってはいけないショットを減らすことです。
私とA君の認識の違いはやってはいけないショットです。
A君はやってはいけないショットはミスショットだと思っています。
私はやってはいけないショットは、行ってはダメな場所に行くことだと思っています。
例えミスショットでもダメな場所にいかなければOKです。
やってはいけないショットは状況によって変わるので、分かりやすい例としてドライバーを説明します。
ドライバーで1番やってはいけないショットはOBです。
A君がドローボールでドライバーを安定させる練習をしているとしましょう。
これはこれで良いのですが、今までそのような練習をしていてドライバーのOBが出ているのであれば、曲げる練習をした方がOBを減らせるかもしれません。
右がOBで左にしか曲がらないボールを打つことができればOBを避けられます。
もちろん曲がり幅や距離の問題はありますが、絶対に右にはいかない打ち方を練習すればそれだけでコースを広く使うことができます。
片側しか曲がらないボールを打てるようになるだけでコースを広く使うことはできますが、プロでもないのに曲がり幅までコントロールするのは流石にこのレベルの人は難しいでしょう。
そうなると片側にしか曲がらないボールは両サイドOBのホールでは使いにくいと思います。
それならばOBになるリスクの少ないボールを打つのが正解。
そもそもドライバーを使わないとか、できるだけ低いボールで早めに地面に落下させるボールを打つなどです。
ドライバーを使わないのは言うまでもありません。
安全に打てるクラブに変えるだけです。
低いボールは曲がりのリスクを減らせます。
ナイスショットと同じ距離を出そうとすると難しいので、飛ばなくてもいいから早めに地面に落下するボールを打てるようにするとOB手前のラフで止まってくれると思います。
まぁ実際はクラブを変えるのが簡単ですが、このように柔軟な発想をもって普段からいろんな練習をするのです。
これはドライバーに限った話ではなく、ダフりが多いせいでスコアが伸び悩んでいるのであれば、なるべくダフらないようなショットを練習するのです。
7番アイアンで150ヤードをフルショットで打つより、5番アイアンでボールを右足よりにおいてアプローチをするように150ヤードを打つ方がダフらないはずです。
仮にダフっても7番アイアンでダフった時に比べてボールがグリーンに近づくはずです。
当然距離感を出しにくいことやボールが止まりにくいデメリットはありますが、ダフってスコアを落としているのであれば練習する価値はあるでしょう。
このような引き出しを持っていればコースマネジメントが広がるのです。
試しにフルスイングしないでハーフスイングで回ればミート率が上がるので、そのような練習も効果的です。
そうならない為のボールを練習するのが良いかと思います。
クラブセッティングを見直すものあり
誰でも得意クラブと苦手クラブがあると思います。
得意クラブはもう打てるので、苦手クラブを練習して、やってはいけないミスが出ないように練習するのが効果的です。
それでも苦手クラブが打てない場合もあります。
そのような時は苦手クラブが変えられないかクラブセッティングを見直してみましょう。
例えばロングアイアンが上手く打てないのであれば、代わりとなるユーティリティクラブにすると簡単に打てるかもしれません。
3Wが上手く打てないのであれば違う3Wに変えると打ちやすくなる可能性もあります。
あとよくあるパターンはボールにこだわっていないパターン。
はっきり言ってシングルになりたければ、プロが使っているボールを使わないとダメです。
プロが使っているボールは1球500円~700円程度のスピン系のボールです。
どれを買えばよいのか分からない人はこの中から買ってください↓
ディスタンス系のボールとは明らかに違います。
違いが出るのはアプローチです。
フェースに乗ってスピンが掛かるので距離感が合わせやすく、強めに入っても転がりにくいのでグリーンオーバーのリスクを減らすことができます。
ディスタンス系をおすすめする人は飛距離が極端に出ない人です。
ドライバーで200ヤード以上飛ぶのであれば絶対にプロが使っているボールにするべきです。
おそらくプロ使用ボールを使っていない人はこのように思うはずですが、これは上手くなるために必要な経費だと諦めてください。
ディスタンス系だからといってシングルになれない訳ではありませんが、シングルの人でプロ仕様ボールじゃない人の割合は少ないです。
シングルの人から見ればディスタンス系の安いボールを使っていながら「シングルを目指してます」と言っても笑われるレベルです。
例えるのなら
履歴書を鉛筆で書いているようなものです。
いくら熱意があっても
こんな感じです。
道具で解決できることも多くあるので、クラブセッティングを見直すと良いでしょう。
まとめ
今回はシングルを目指すための人に向けて練習場シングルを抜け出す方法をお伝えしました。
練習場シングルと呼ばれるような人はナイスショットとやってはいけないミスの差が大きい印象です。
100点のショットも出れば30点のショットも出るようではスコアがまとまりません。
60点くらいのショットが続けられるようになればスコアは伸びると思いますよ。
リスクを減らすことを徹底的に考えればスコアは必ず伸びます。
コースマネジメントも重要なので、いろいろ考えると良いですね。