皆さん、こんにちは。
皆さんは、普段から自分の性格や行動、態度などを振り返ることはありますか。
また、人とのコミュニケーションを図る上で大切されていることはありますか。
そんなことは振り返りもせず、「我が道を行く」という方もいらっしゃるでしょう。
「自分は真面目で正直な人間だ」
「自分の行いは常に正しい」
「自分は“華”があって魅力的な人間だ」
すなわちこれらのことは、人様の評価の上で形容されることではないでしょうか。
物事にコツコツと取り組む姿勢であったり、裏打ちされた実績のもと自分に自信があったり、成功体験が多かったりする方は「自己評価」としてそれぞれに思う部分はあるでしょうが、
「他力本願」なのに自分の手柄のように力を誇示する
「自分が上手くいかないのは○○のせい」と自分の“非”を認めず批判をする
「他人様の力を借りずとも何事も一人でやってのける」
といった傲慢さを醸し出す方もいらっしゃいますよね。
結局のところ、良くも悪くも自分自身のことは自分が一番理解出来ていないということではないでしょうか…
さて、今回は天才肌プロゴルファー 池田勇太選手にスポットを当ててみたいと思います。
池田勇太選手のプロフィール
池田勇太
1985年12月22日生まれ
身長 176㎝
体重 76㎏
千葉県千葉市出身
東北福祉大学 卒業
所属先 フリー
2007年 プロテスト合格
成績
優勝回数 21回(メジャー競技3勝)
初優勝 日本プロゴルフ選手権 2009年
賞金王 2016年
世界ランク 157位(2019年現在)
経緯
地元で名の知れたアマチュアゴルファーであった祖父の影響で、6歳の時にゴルフを始める。
千葉学芸高等学校に進学後、日本ジュニア選手権、世界ゴルフ選手権で優勝。
初出場した「日本オープンゴルフ選手権」では、実に25年ぶりとなる高校生でのローアマチュアを獲得する。
ゴルフの名門「東北福祉大学」に進学後も、日本アマチュアゴルフ選手権ベスト4入り。
2005年、2006年に日本学生ゴルフ選手権競技で優勝を飾る。
2007年、プロテスト合格。翌年の2008年にプロ1年目で賞金ランキング52位に入り、初のシード権を獲得する。
2009年には自身初となる、国内メジャータイトル「日本プロゴルフ選手権」制覇。この年、4勝を挙げて持ち前の勝負強さを発揮する。
以降、2019年まで毎年ツアー優勝を飾るなど、地力あるプレーで活躍を続けている。
傲慢か、繊細か
池田勇太選手の風貌や普段の言動から、
「ふてぶてしい」「態度がデカい何様だ」「わがまま自分勝手」など、周囲の評価が辛辣です。
「火のない所に煙は立たぬ」ではないですが、彼の普段の立ち居振る舞いや言動がそう言わせるのでしょうか。
ツアー会場では、選手にとってはご法度ともいえるメディア会場でのコース批判。帯同キャディを人前でもお構いなく平気で叱責する。
ギャラリーに睨みを利かせる…。確かにあまり良い印象はありません。
デビュー当時は、非常に個性的なキャラクターでしたね。
憧れのジャンボ尾崎選手に真似て、袴のようなズボンを着用し、ガニ股でのっしのっしとフェアウェイを闊歩する姿はふてぶてしさは別として、特異に映りました。
先にも述べましたが、池田勇太選手は地元千葉では名の知れたアマチュアゴルファーであった祖父の影響でゴルフを始めました。
大変に厳格であった祖父のスパルタ教育でゴルフを覚え、技術を磨いてきたのです。
以前、池田選手本人も、「祖父の指導は大変厳しく、つらい思いが多かったが、一度もゴルフをやめたいと思わなかった」と回想しています。
厳しい指導の中でも、祖父の優しくて温かいぬくもりを感じていたのではないでしょうか。
時に傲慢に映ることも、こういった厳格に育てられた環境で、いわゆる「頑固一徹、職人肌」のようなことと相通じるものがある感じがします。
一般的に、祖父母に育てられた子供は本来優しい子。と言われますが、実のところ池田勇太選手はとてもやさしい一面があるようです。
チャリティー活動には率先して事に当たったり、専属キャディにボーナスとして高級車をポンとプレゼントしたり、ファンに対して恩返しと様々なイベントで趣向を凝らしたりと、身を挺して周囲に気を配る一面も少なからずあります。
正直に思ったことが口に出ることで、周囲からは煙たがられることも多いようですが、周囲に媚びることをしない武骨な彼は、ただ、不器用なだけだと思います。
まとめ
さて、今回は天才肌プロゴルファー池田勇太選手をピックアップしてみました。
変に愛想が良いよりも、武士道よろしく時にはこういった不器用な勝負師も魅力がありますよね。
『国内永久シード権獲得』を獲得するまで、あと4勝(2020年現在)
国内以外にも各国を転戦、活動を続ける池田選手にエールを今後も送りたいと思います。
それではより良いゴルフライフを!(^^)!