研修生になって2週間、今まではキャディさんについて研修をしていましたが、いよいよ今日初めて一人キャディデビューです。
前の話を読んでいない人はこちら↓
一人でキャディデビューは大丈夫なのでしょうか?
いよいよキャディデビュー。ついたお客さんは?
朝いつものようにマスター室に挨拶に行くと、
「今日最終組のお客さん2人だからよろしくね」
ついにいよいよ1人デビュー。
今日はどんなお客さんなんだろう。
1人デビューで初めてついたお客さんはメンバーさんでした。
年齢は70歳位の2人組です。
このメンバーさん見るからにクセがありそうです。
「よろしくね。マナーとか教えてあげるから」
マスターもお願いします。指導してやって下さいとメンバーさんには頭が上がらない様子。
この時点ではちょっとクセがありそうだなと思っていたくらいですが、今考えるとプロを目指している人にマナー教えてあげるとか図々しいったらありゃしませんね。
プロ野球選手にバットの振り方を教えてあげるよと言っているようなもんです。
私はこの時は90前後のスコアでしたが、研修生になる人は70台で回ってくるのは当たり前。
それなのに、何も知らないお爺さんが俺が教育してやるからな!くらいの勢いの事を言っています。
そんな訳で最終組の2人に付いたのですが、それはもう面倒くさいメンバーさんでした。
キャディデビューで怒られる
面倒くさそうな人だなと警戒しながらも
いい雰囲気でスタートして、私は残り距離を言ったりクラブを渡したりしています。
「ここ、目土しておいて。」
このメンバーさんは自分では目土はせず、全てキャディの私に言ってきます。
まぁ、自分の目土をしない人は多いので、それは構わないのですが、自分の打ったところ以外でも目土しておいてと言ってきます。
こんな調子ですから、毎ホール目土を満タンにしておかなくてはいけません。
目土目土言われるものだから、私も違うメンバーさんの球の行方を見失いました。
そして、探しても見つからず。
そしたら、「何の為のキャディだよ!!!」
と突然切れてきました。
「バンカーもならさないし、ボールも見失うし、やってらんねぇーな!」
と怒られました。
確かにボールを見失ったのは私の責任です。
ですが、基本的にバンカーはプレーヤーが治すものでしょ。
その為にバンカーレーキを毎回渡してあげていたのに。
そりゃ前の組みが空いているなら私が治しますが、これは酷い言われようです。
初キャディで酷いメンバーさんに当たったものです。
その後打ち解ける
そうこうしているうちに、前の組みに追いつき色々話しかけられました。
「兄ちゃんはなんで研修生になったの?」
まぁ、よくありそうな質問に答えていたら、だんだんとそのメンバーさんと打ち解けてきました。
打ち解けた後のキャディ業務は楽です。
会話をしながら、良いショットをしたら褒めるだけで上機嫌。
流石に70歳くらいなので、プレーは遅いのですが、まぁ2人だし前の組みとも空かずにプレーを終えることが出来ました。
帰り際マスターが出てきて、今日のキャディはどうでしたか?と聞いていましたが、「まだまだだね」と言って帰って行きました。
いつもは怖いマスターも、疲れただろうと何故か優しく語りかけてくれます。
結局そのメンバーさんは毎回クレームをつけるような人だったらしく、丁度いい生贄が私だったと言う事です。
まとめ
何とか初キャディを終えた私、この後毎日キャディをして、日々の生活に追われます。
今回は初キャディという事で最終組でしたが、あなたが研修生につきたいのなら、早目のスタートを取る事をオススメします。
通常研修生は早い時間の組みに付くことになっているからです。
それでは。