入社初日は緊張続きで疲れましたがそんな事で疲れたと言っている場合ではありません。
早くプロになるために練習を頑張らねば!
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癖のあるマスターからコースを回るのは1ヶ月後からと言われているので、先輩方がコースに回っている時間は一人で練習です。
今回は一人で練習している時の事を書いていこうと思います。
研修生の1日の流れが知りたい方はこちらをご覧ください↓
先輩が回っているので一人で練習
キャディ研修中は1番最後の組について回ります。
ですので終わるのがだいたい5時前後。
そこからが私の練習時間です。
と言っても、練習場で球を打つか、パターをするかだけです。
球は昔から打っていたので、そこそこ打てていましたが、コース経験はあまりなく(10回前後)パッティングは苦手でした。
なんたって、初ラウンドの練習グリーンの最初の1打がグリーンから出ましたから(笑)
ショットばかりしていた影響なのか、どうしてもパンチが入ります。
パンチが入らないようにリズムを気をつけてみたり、グリップを柔らかくしてみたり、色々試すのですが、距離感がまちまちです。
パター練習をしているとプロが見に来ました。
「どうだやっているか?パター戦でもするか」
プロとしては遊び感覚だったんでしょう。
「負けたらジュース1本な」
このような感じでパター戦9ホールをプロとしました。
結果は言うまでも無くぼろ負け。
プロは毎回入るか、入らなくてもほんの少し外れるだけ。
一方私は毎回強く、返しのパットも入らなかったりと、素人丸出しのパターです。
「今回は初回だからジュースはいいよ」
流石にこんな下手くそな素人からジュースを受け取れないと思ったのでしょう。
私のコースのプロはかなり優しい人でした。
大抵所属コースのプロは怖い人が多く、研修生と回ってニギリでかなり稼いでいます。
中には研修生とのニギリだけで生活費を稼いでいるプロもいるみたいです。
私の所属コースのプロは性格も真面目で優しく冗談も通じるプロでした。
今考えても、トーナメントプレーヤーであそこまで腰の低いプロはなかなかいません。
トーナメントプレーヤーになれる確率はプロを目指している人の中で3パーセントと言われています。
そのような難関を突破するには大抵気の強い人が多いんです。
これが、プロゴルファーにはオラオラ系の人が多い理由です。
私はオラオラ系の人は苦手です。
学生の頃も、どちらかと言うと大人し目の人とつるんでいました。
ですが、プロゴルファーを目指すにはそんな事を言っている場合ではありません。
なにせ、周りはみんなプロを目指して切磋琢磨している人たちです。
気合いが足りないとすぐに潰されるに決まっています。
パター戦が終わりパターのアドバイスを貰います。
「お前は下半身が弱くて土台が安定していないから、もっと脚に力を入れなさい」
このように多くの研修生はプロに教わります。
今までほとんどパターの練習をしなかった私。
こうして毎日プロに教わりながらパターの練習に時間を使いました。
家に帰っても、パターマットでひたすらパター練習。
一日5時間くらいはパター練習をしていたと思います。
あまり長くパッティンググリーンにいるとコース管理の人に怒られます。
長時間同じ場所でパターをすると芝が痛むからです。
基本的に私のコースではコース管理の人と研修生は仲が悪かったです。
これは結構致命的です。
コース管理と仲が悪いと何かと不便です。
この時はまだその事があまり理解出来ませんでしたが、コースで練習出来るようになると、その理由がわかります。
研修生の生活1週間後
研修生の生活も1週間が過ぎました。
だいたいパターンが決まってきました。
朝4時半に起きて、ゴルフ場に行き、アプローチ練習とショット練習をやります。
キャディをやり、先輩が戻ってきたら、先輩に教わる生活です。
マスターからはそろそろキャディ一人でやってみるかと言われましたが、まだ一人でやる自信がありません。
本当は早く一人で出て早く仕事が終わった方が練習の時間も出来るので良いのですが、人と話すのが苦手な私は、お客さんと何を話すのか悩みます。
なので、もう1週間キャディ研修をすることになりました。
キャディさんは慣れているので、お客さんを楽しませるのに、私はただ距離を伝えてクラブを運ぶだけ。
この先やっていけるのか不安で仕方がありません。
話が上手い人に今も憧れています。
まとめ
入社から1週間が経ち少しずつ生活も慣れてきました。
次はキャディの一人デビューの話をお伝えしていこうと思います。
それでは。