通常ゴルフスイングで悪い動きがわかったら、悪い箇所を修正していくと思います。
しかし、やっているつもりが映像を撮ってみると、全く変化を感じられない。
このような人はいませんか?
今回はこのような人に向けて練習の考え方をお伝えしていきます。
この記事を読むメリット
正しく練習ができるマインドが身に付く
以前にも似たような練習方法の記事を書きました↓
今回はスイングの形に焦点を当ててお伝えします。
めんどいから短めにしよう(小声)
それでは最後までお付き合いください。
こんなゴルフの練習をしていても上手くならない
練習場を見渡すと、9割以上の人はフルスイングで球を打っています。
練習をしていて上手くなっていたり、形が変わってきているのであれば問題ないでしょう。
しかし、練習していても全然スコアが伸びていなかったり、形に変化がないのであれば、考え方を変えるべきです。
多くの人がこのように思っているでしょう。
はっきり言いますが、意識していても形が変わっていないのであれば、その練習は感覚を磨く以外の意味はありません。
スコアが伸びていないということはその感覚すらあまり磨かれていないのでしょう。
これでは練習していても全く変化しません。
むしろ悪い動きを固めるだけだと思います。
意識する事は良い事です。
問題は体が反応していない事です。
実際に正しい動きが出来ていないのに、その間違った動きをいくら練習したところで上手くはならないのです。
例えば、字が下手な人。
なんか下手なのはわかって治そうとするけど、見た目全く変わらない文字を1万回書いたところで綺麗な字にはならないはずです。
綺麗な字を書くのであれば、綺麗な字と同じように書く必要があります。
綺麗な字を書く教科書を買ってきて同じように1万回書けば間違いなく上手くなるはずです。
ゴルフでも同じです。
正しい動きが出来ていないのに、どんなに頑張った所で急に正しい動きにはなりません。
例えばオーバースイングを治したいとします。
意識して治っているのであれば問題ありませんが、もし治っていない場合あなたは動きを治すコツをわかっていません。
ゴルフスイングを良くするためのコツとは?
意識しても動きが変わっていないであれば方法は3つです。
1、飛距離や方向を無視して動きに集中する
2、ゆっくり振る
3、小さく振る
この3つです。
1つずつ説明していきます。
飛距離や方向を無視して動きに集中する
意識しているのに形が変わらないのは今までの感覚や飛距離を変えずに形を変えようとしているからです。
動きを変えるということは必ず違和感があります。
その違和感が嫌で
このように思っていませんか?
おっと、心の声が漏れてしまいました(^^;)
動きを変えるには違和感が絶対にあります。
ここメチャクチャ重要!
その違和感がある中でいつもと同じ飛距離や方向が出せると思いますか?
出せる場合もありますが、多くの場合、治し始めは飛ばなくなったり、方向が悪くなったりします。
しかし、このことを理解せず
このように思っているかはわかりませんが、いつもと同じような動きを繰り返しているように見えます。
もちろん本人は変えているつもりだと思いますが、それは違和感が少しある程度で、普段とあまり変わらずに打てる範囲だと思います。
このように思っている人はボールの飛び方やヘッドスピードに意識が行き過ぎています。
オーバースイングを治したければ、トップでの手首に集中して下さい。
オーバースイングになっている人は左手が甲側に折れているはずです。
(甲側に折れるとこの後クラブが垂れてオーバースイングになる)
甲側に折れない様に意識をしながらスイングをするのです。
球の飛びを1番に考えない事です。
体の動きに集中してスイングをするのがコツです。
そのような人はスイングをゆっくりにするか、小さくして動きが意識できるところまで落とし込んでいきます。
ゆっくり振ればスイング中の動きに集中できる
先程の動きに意識を集中して形が変わらない人は、動きが意識できるくらいゆっくり振ってみましょう。
例えば折り紙。
鶴を折るのに慣れていればサッと折ることができるかも知れませんが、はじめて折る人に速いスピードで折り方を見せても
と、なるだけです。
ゴルフも間違った動きを意識して治せないなら、意識できるくらいゆっくり振るのです。
先程もお伝えしたようにスイングを変えたいのであれば1番は体の動きやクラブの動きに集中して下さい。
いつも通り飛ばそうと思わなくてOKです。
7番アイアンで50ヤードしか飛ばなかったとしても動きが意識できるくらいゆっくり振るのがポイントです。
まだ平気です。動きをもっと少なくすれば良いのです。
小さく振ることで動きがシンプルになる
基本的にゆっくり振れば動きは変わります。
もし変わっていないのであれば、まだ動きが速いのだと思います。
とは言え、それも難しい人は動きを小さくして動きをシンプルにしていきましょう。
ゴルフのスイングは大きくなればなるほど動きが複雑になってきます。
8時から4時のスイングでは手首を使わずに済んでいたのが、フルスイングだと手首や肘を曲げて体の捻転も強くなるため、動きが複雑になるのです。
まずはできそうな腰から腰位の振りで始めてみましょう。
これができたら少しずつスイングを大きくしていけば、正しい形が身に付くはずです。
もしそれでも無理な人はドリルで修正するべし!
紹介した3つをやってできない人は、心のどこかで違和感が出るのを嫌っているはずです。
違和感が出ないということは変わっていない証拠。
ここで終わっても良いのですが、それでも無理な人はドリルで修正しましょう。
例えば先程のオーバースイングになる人。
このような人は1度正しいトップで止まってください。
止まってから反動を付けずに打つドリルを繰り返すことで正しい形を覚えるのです。
ドリルは無数にあるので気になる人は調べてみましょう。
まとめ
スイングを変える時は飛ばそうとせずに動きに集中するのがコツです。
普段と同じ速度では動きに集中したとしても、良く分らない人の方が多いはずです。
そのような場合は意識できる位のゆっくりした振りや小さいスイングをすることがおすすめです。
間違った動きを何度やっても上手くならないばかりか逆に下手を固めてしまいます。
ゆっくりした動きや小さい動きは、やっていても楽しくないかもしれません。
このような形を覚える練習をすることで間違いなく上達することができるので、練習方法を見直すと良いかもしれませんよ。