デビィ夫人をご存知ですか?
世界の果てまでイッテQを初めとしたテレビで大活躍の元インドネシア大統領の夫人、根本 七保子さんの事です(ってか本名初めて知りました)
これを読んでいる貧困層のあなたは知らないかも知れませんが(失礼、口が滑りました)お金持ちは実際にあのような話し方をするのです。
私も研修生になるまでは、その様な上流階級のマダムと話す機会が無かったので、漫画のギャクかと思っていました。
ドラえもんに出てくるスネ夫のママみたいな話し方です。
あなたも〇〇ザマスとか、完全にネタでしょって思っていませんか?
上流階級に住んでいる人には普通でも、我々一般人からしたら、なんだそれ!って言うことが多々あります。
有名な話では、挨拶は御機嫌よう。と言う学校があったり、一部の世界では我々の常識では考えられない事が起こっているのです。
今回は私が研修生の時に見たマダムの話をしていこうと思うザマス!
下級市民のゴミ虫は話のネタとして聞いて下さいまし。
月一度のコンペ。恐怖のマダム会
私のいたゴルフ場では月1回必ず〇〇会(バレるので名前は伏せておきます)と言うマダムのコンペがありました。
今回は話の都合上「マダム会」とさせていただきます。
毎月第2火曜日にあるマダム会に付くのは大抵研修生でした。
キャディマスターも若い研修生をつけた方がマダムが喜ぶと思って生贄に差し出します。
まるで若い男と遊ぶ金持ちマダム。
気を抜いたらお酒を飲まされて、そのまま夜のお相手をさせられそうです。
このマダム会に参加しているのはお金持ちの60歳以上のマダムです。
イメージとしてはデビィ夫人や、黒柳徹子さんを思い出していただければ90パーセント正解です。
マダム会に参加するのは12人。
3組のコンペです。
日差しもたいして強く無いのに、厚化粧!
日傘をさして、これでもかってくらい肌を守ります。
まぁ、肌にダメージを負ったら修復不可能になりそうなので仕方ありません。
そして、何故かマダムが大好きなブランド、ミエコウエサコをみんな持っています。
ミエコウエサコじゃ無いと、仲間外れにされると思っているのでしょうか?
これが実は非常に厄介!
ミエコウエサコのヘッドカバーを見たことありますか?
可愛いぬいぐるみのヘッドカバーです。
1つだけだと可愛いのですが、ウッド全てにミエコウエサコのぬいぐるみ。
しかも4つのバッグのウッド全てです。
もはやオーストラリアの羊飼いになった気分です。
しかもクラブが傷付くから打つまでヘッドカバー外さないでと注文をつけて来ます。
もちろんキャディの私は、この人生経験豊富なお嬢様に打つ時にヘッドカバーを取って渡さなければなりません。
この作業を4人分!
面倒くせぇ〜!!!
しかもグリーン上では、持っている日傘を渡して来ます。
クラブ10数本を必死に抱えているのに、困ったお嬢様達です。
この様なお嬢様は毎回、キャディさん、このラインはどっちに曲がるとか、バンカー治して下さる?と、お願いに似た脅迫をしてきます。
まぁ、この位は良いのですが、キャディでついて、こっちがハラハラする出来事があるのです。
それをほんの少しだけご紹介致します。
マダムのマウンティングの取り方
マダムの世界ではミエが全て(知らんけど)
会話は常にマウンティングを取り合います。
この前グアムに1週間旅行したと一人のマダムが言ったら、私は妹が住んでいるハワイのワイキキに別荘があるから今度いらっしゃらない?とか。
この前宝石商が来たから仕方なく買ったと言って、いかにも金持ちが好きそうなルビーの指輪を見せていたり。
良いですねぇとか言っておけば良いのもを、貴方にはダイヤモンドの方のが似合うわよとか、今日の服装にはエメラルドの方が良いわよとか、何故か喧嘩を吹っかけあいます。
私が一番驚いた会話が、
「今の球は今日一番良かったわね〜。あんなに飛ぶんだから羨ましいザマス」
これを初めて聞いた時はマジでビビりました!
まず、あなたも思ったであろう、ザマスって!
イヤミかスネ夫のママが言っているのしか聞いた事ねぇーよ!
でも本当に怖いのはそこじゃないんです!
なんと、こんな発言しておいてザマスおばさん・・・(マダムだった)の方が飛んでいるんです!
ありえないでしょ!
飛ばないから飛ぶ人を羨ましいのであって、日本語間違えてますから!残念!
大人になっても日本語覚える気がない切り~!
波田陽区どうしているんでしょうね?
それは置いておいて
どんだけ喧嘩売るの好きなんだ!
ただ、そこはマダム。
普通ならキレるところを言葉巧みに返します。
「たまたまよ~。それに私は貴方みたいに2オン出来ませんし。」
相手のセカンドショットにプレッシャーを与えるのを忘れません(笑)
バチバチしまくりです!
表面ではニコニコして普通に会話しているように感じても、水面下では・・・
これがマダムのマウンティングの取り方なのです。
当然その日マダム会に付いた研修生は疲れきってグッタリです。
こんな時に家に誘われたら、疲れで意識が朦朧として、かしこまりましたとか言ってしまいそうです。
幸いにして、その様な事は一度もありませんでしたが。
まとめ
ゴルフ場には色々な人がプレーをしています。
この前お伝えした、マナーおじさんの他にも今回お伝えした金持ちマダムもなかなかの曲者です。
育った環境なのか、本人に悪気が無いのがタチの悪いところ。
この様なお客様に鍛えられたおかげで、私は表面上の笑顔が得意になりました。
皆様も、ゴルフ場でマダムを見かけた時は注意するザマス。
それではより良いゴルフライフを(^^)/