「これを決めればバーディーだ」
バーディーチャンス到来。
これを入れるのか外すのか、はたまた3パットになってしまうかでスコアは大きく変わってきます。
パター(パッティング)はスコアの約4割を占めます。
そんな大事なパターなのにショット練習はするのにパター練習はほとんどしない人が多いのでは?
4割ってかなりの確率ですよね。
カレーライスのルーとご飯の割合くらいじゃないですか?
ご飯ばかり食べている人がいたらあなたはどう思います?
きっと、ルーも食べろよ!
ってツッコミを入れると思います。
あなたはおそらくこれと同じ事をしているのでは?
「パターなんて感覚だよ」
入る人なら感覚を重視すればいいですが、あなたはパターが入っていますか?
300ヤードの豪快なショットも1mのパターも同じ1打です。
1mのパターを入れられるように練習するのと、300ヤード打てるようにするのはどちらが出来そうですか?
ショットはプロには勝てないかもしれませんが、パターなら勝てるかもしれませんよ。
「ドライバーイズショウ・パットイズマネー」
ゴルフで100を切る為のパター選び方
パターの形状は様々です。
ピン型、L字型、キャッシュイン型、マレット型、ネオマレット型などがあります。
シャフトの入り方でもクランクネック、ベントネック、ストレートネック、センターシャフトなど様々です。
他にもライ角や長さ、重量など色々ありすぎて何を選べばいいのか悩むと思います。
ここではパターの特徴をタイプ別にして、わかりやすく簡単に説明していこうと思います。
ピン型パターの特徴
ヘッド形状が長方形なので、ラインに対してまっすぐ構えやすいです。
重心深度が浅いので操作性がよく、打感がダイレクトに伝わってきます。
イントゥインの軌道で打つ人に合っています。
ショートパットの曲がるラインなどには最適です。
マレット型パターの特徴
半月のような形状なので「かまぼこ」と呼ばれたりもします。
ヘッド形状がのおかげで、多少ストロークが乱れてもピン型やネオマレット型ほど気になりません。
ストレートな軌道で打つ人に合っています。
軌道がブレる人もボヤっとしているので気になりません。
ちなみに私もマレットを使用しています。
いい意味でアバウトに打てるパターです。
ネオマレット型パターの特徴
ヘッド形状が大きいので、ラインに対してまっすぐ構えやすいです。
まっすぐ構えられるように線や後ろにボールの絵(2ボールパター)などの工夫がしてあります。
重心深度が深いので芯が広く、軌道がストレートになりやすいです。
重心深度が深いのでフォローが勝手に出ていきます。
いつもショートする人や、起動が安定しない初心者にオススメのパターです。
ゴルフで100を切るためのオススメのパター
100を切るためのオススメのパターはネオマレット型です。
特徴でもお伝えしましたが、芯が広く軌道がストレートになるので機械的に打てるからです。
力を抜いて振り幅だけに集中すれば距離感を合わせやすいです。
パターのアドレス
スタンスは肩幅程度に開き、前傾します。
ボールは左目の真下に来るようにします。
手元は左太ももの前にしてほんの少しハンドファーストにします。
パターの握り方
パターの握り方は数多くあります。
最も一般的なグリップは逆オーバーラップグリップです。
オーバーラップは左手5本で握り右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せます。
逆オーバーラップは名前の通りその逆です。
左手は人差し指以外の4本は握り、右手は5本で握ります。
左手の人差し指を右手の小指と薬指の間(もしくは人差し指を伸ばすよう)に置きます。
こうする事により、手首の使い過ぎを防ぐ事が出来ます。
パターの打ち方とコツ
基本は左右対称の振り子動作で打ちます。
下半身は動かないようにして首を支点として肩を縦に動かしてストロークします。
コツは手首を曲げてパチンと打つのではなく、ほうきで払うようにリズムよく運ぶようなイメージです。
ジャストタッチそれとも強気に打つ?
パッティングの専門家であるデーブ・ペルツによると、43cmオーバーに打つのが一番入る確率が高いそうです。
100切りを目指すなら基本的に距離感を合わせるほうが良いと考えます。
2m以内のパットは狙いに行きそれ以外は距離感に集中するなど自分なりの基準をもつのもいいでしょう。
ショートパットのコツ
1mや2mのショートパットではアドレスすると視界にカップが見えると思います。
そうすると打つ前にどうしてもカップを見ようとヘッドアップしやすいです。
ヘッドアップするとフェースの面が狂います。
打ち終わるまで顔を下に向けたままにしましょう。
ロングパットのコツ
ロングパットではストロークが大きくなるので下半身が動きやすいです。
下半身に力を入れ動かないようにしましょう。
長い距離だとどうしてもダウンスイングが速くなりインパクトではじく動き(パンチ)になりやすいです。
バックスイングとダウンスイングのスピードが極端に変わらないようにして振り幅だけで距離感を作りましょう。
グリーンの読み方
グリーンの読み方はプロでも難しいものです。傾斜に加え芝目の影響もあります。
グリーンを読むときはまずグリーンに上がる前に全体の傾斜を見ておきます。
グリーンは基本的にティイングエリアから見て手前から奥に上りになっています(受けグリーン)
これがベースにあり、ところどころマウンドがあります。
カップが真ん中に切ってあり、ボールがティイングエリアから見て右にあれば、ボールは右から左に曲がるフックラインとなります。
初心者はまずはこのことを覚えておいてください。
自分の番に来てから読むのではなく、同伴者のパターがどっちに曲がったかを見るのはもちろんアプローチをした時にどっちに曲がったかなどを見ておくとどれくらいの曲がりなのか予想を立てることができます。
時間があればボールの後ろだけでなく、反対側からも見るのが良いでしょう。
パターのドリル・この練習で上手くなる!
アドレスでのボールの位置チェックドリル
あらかじめボールをポケットに入れておきます。
アドレスしたら姿勢を変えずにポケットからボールを取り出します。
左目のすぐ下に取り出したボールを持っていき、そこからボールを落とします。
落としたボールが、アドレスしたボールに当たればボールの位置はOKです。
頭が動かないようにするドリル
壁に頭をつけてパッティングします。
こうすれば頭は動かずにストロークする感覚が身に付きます。
フェースの面を保つドリル
アドレスしたらバックスイングをせずにボールを押し出します。
この練習は1mくらいにしてください。
まっすぐボールが転がればフェースの向きが変わらずにストロークできています。
まとめ
パターは18ホール使うクラブです(チップインしない限り)。
パターが苦手と言っている人はゴルフが苦手と言っているようなものです。
ショットの練習は沢山するけどパターの練習は全然しないのでは、ゴルフのスコアが良くなりません。
今一度パターの重要性を再確認してパター巧者になれるように頑張りましょう。
それでは良いゴルフライフを(^^)/