今後のゴルフレッスン業界はどうなるのか。
あなたはゴルフレッスンを受けた事はありますか?
「あんなの恥ずかしくて受けられないよ」
「初心者の頃に習ったなぁ」
「伸び悩んだから受けたら壁を突破できたよ」
ゴルフレッスンを受けた事がある人も無い人も自分の中でゴルフレッスンとはこんな感じだろうってイメージがあるかと思います。
「怖い先生に教わるのは嫌だなぁ〜。」
「どうせなら美人な先生に習いたい。」
「最新の理論が知りたい。」
レッスンを受けようと思ったら様々な思いがあるかと思います。
今回は過去、現在、未来のゴルフレッスンがどの様な感じなのか予想をしながらお伝えしていきたいと思います。
昔のゴルフレッスン
ゴルフは歴史あるスポーツです。
ゴルフの起源には色々な説があります。
中国やオランダ、ヨーロッパでゴルフの元になる事が始まったとか、そのほかにも調べれば色々と情報が出回っています。
一般的にはスコットランドで現代の形のゴルフが発展したとされています。
1457年にスコットランドの国王がゴルフ禁止令を出したのが記録に残っていますので、14世紀にはゴルフというスポーツがあったとされています。
1400年代と日本で言えば室町時代
応仁の乱が1467年だからほぼ一緒!
日本人は槍や刀を持って領地を奪い合っていたのに、そのころスコットランドでは優雅にゴルフをやっていたんですね。
なんか日本負けた感がすごい。
足利義政の後継者をめぐって 何千人も死傷者を出しながら争っている時に。
スコットランド国王は赤いじゅうたんの敷かれた王室で豪華な椅子でペルシャ猫をなでながらワインを片手に美女と会話を楽しんでいる余裕が。
美女との会話では「東洋では野蛮人が争いをしているみたいで大変だね」と 上から目線で 。
国王様そんな野蛮人の事はいいから私と良いことしましょ。
くぅぅぅぅぅ~
羨ましいぜ!スコットランド国王!
何なんだ、この差は!
インベーダーゲームって超ヤベ~。俺なんか名古屋打ちマスターしたべ。って話している時にその横でVRゲームをふかふかの椅子に座りながらやっている差くらいあるんじゃないのか。
その100分の1いや1000分の1でもいいからその余裕を日本に分けてくれ。
まぁ1900年代にはその野蛮人が凄まじい高度経済成長を見せるからいいんですけど(負け惜しみ)
話が脱線しちゃいましたが、要するにこんなに古くからゴルフが庶民の間で楽しまれていたって事ですね。
この頃にはゴルフレッスンはあったのでしょうか?
流石に記録には残っておりませんが、おそらく、うまかった人が初心者などに教えていたのではないでしょうか。
こればかりはなんとも言えません。
日本にゴルフの歴史は1901年に神戸ゴルフ倶楽部が出来たのが始まりです。
第一次ゴルフブームとなったのが1957年のカナダカップ(現在のワールドカップ)で中村寅吉プロ、小野光一プロが団体戦優勝!
中村寅吉プロに至ってはサムスニードを下して個人でも優勝しています。
これはテレビでも放送されていたのでこの辺りからゴルフが親しまれてきました。
実は私の父(現在プロゴルファーで私の師匠)の師匠が中村寅吉プロです。
中村寅吉プロの逸話は数え切れないので、ここでは省きますが、相当怖い人だったらしいです(父が研修生という立場もあって、プロを目指す人に厳しかった)
いつも棒を持って、ミスをすると叩かれたと言っていました。
まぁ、流石に一般の人に対してそこまではしないとは思いますが。
で、その辺の時代のレッスンですが、もちろん現代のようなパソコンのモニターなどを使ってレッスンするはずもなく、打席に十人くらいを並べて同時にレッスンするのが当たり前でした。
今でも外の練習場でも多く見かける光景ですね。
先生が見回って後ろから指導するスタイルです。
場合によっては練習場の部屋を使って座学などもする場合があったと思います。
この当時はプロの数も少なく、個人の考えでレッスンをする人が多かったのではないでしょうか。
今でもテレビのレッスン番組などで昔の名選手がレッスンをする事がありますが、イメージ的にはプロ野球の長嶋茂雄のようなレッスンが多いかなと思います。
もちろん、テレビなのでキャラクター作りをしているのかもしれませんが、いわゆる感覚派が多い印象です。
現在のゴルフレッスン
現在のレッスンでは昔ながらのやり方に加え、パソコンや、弾道測定器、シュミレーションを使用したレッスンや、人数も十人くらいのレッスンからマンツーマンレッスンまで様々です。
場所によっては、ゴルフとヨガやゴルフと筋力トレーニングを同時に行うところもあります。
個人でやっている人も多いですが、昔よりチームでレッスンしている事が多くなっています。
チームでやっている場合、ある程度路線が決まっていて、レッスン内容が統一されている事が多いです。
昔はタバコを吸いながらレッスンしている人もいたようですが(あくまで聞いた話です)
今は練習場自体が禁煙になっている事が多く、タバコを吸いながらレッスンするなどは聞いた事がありません。
都内を中心にインドアでのレッスルも普及しています。
インドアの特徴は外の気候に左右されない事が挙げられます。
暑くても寒くても、室内なので快適にレッスンができます。
多くのインドアでは弾道測定器やモニターを使ったレッスンをしています。
スイングや弾道を科学的に分析したい人にはピッタリでしょう。
未来のゴルフレッスン
ここからは私の勝手な予想となります。
現在は昔に比べてゴルフ人口も減ってきています。
これからもこの傾向は変わらないでしょう。
それでもプロゴルファーの数は増え続ける事でレッスンする方は飽和状態になってきます。
今の美容院や歯医者のような感じです。
その為、今よりもっと差別化されてくると思います。
料金や人数はもちろんですが、今でも少しづつ増えてきていますが、ゴルフ+〇〇というように、ゴルフを習いながらも同時に違う事も教わるかもしれません。
今でもゴルフ+ヨガなどはありますが、もっと違う何か、例えばゴルフ+レストランマナーやゴルフ+ダンスなどを教えるスクールも出てくるかもしれません。
VRやパソコンなどもこれから発達するでしょうから、今はまだ、スクリーンに弾道が映し出されるだけですが、実際にコースに行ったような空間でレッスンできるかもしれませんね。
さらに未来には、練習場にすら通わなくても練習できる環境になるのかもしれませんね。
知りたい人は出来るだけ長生きして下さい(笑)
まとめ
今回は簡単にゴルフレッスンについてお伝えしました。
いくら正しい理論で教えられても、本人のやる気と、体がついて来なければ上達できません。
私が今まで見てきて、上手くなりそうな生徒さんは、教わった事を素直にやり続ける事です。
どんな地味な練習やドリルでもやり続けないと効果は現れません。
信じられる先生を見つけられたら、その人の言う事を守り、疑問点は質問して本人が納得しながら練習に取り組めば上達は早くなります。
ただ人間がやっている以上レッスンにも合う、合わないが出てくると思いますので、気になる人は一度体験レッスンに行く事をオススメします。
それではより良いゴルフライフを(^^)