このように考えている親御さんも多いかと思います。
今回はこのように子供をプロゴルファーにしようと思っている親御さんに向けた記事となります。
この記事を読むメリット
どうすれば子供をプロゴルファーにできるか考え方が分かる。
それでは厳しめに行きたいと思います。
それってエゴじゃない?親が子供をプロゴルファーにしたい理由
子供が本気でプロゴルファーになりたいと言って頑張っているのであれば良いのです。
しかし、プロにさせようとする親の中には自分がゴルフが大好きで、自分の代わりに夢を託している人がいるのも事実。
子供は親の期待に答えようとします。
本当はそこまでプロゴルファーになりたいと思っていなくても親の期待に答えようとする子だっています。
最初は親に言われたからプロゴルファーを目指し、そのうちに本人がやる気になればOKでしょう。
しかし、本人のやる気がなく嫌々ゴルフをやっているのであれば、考え直した方が良いですね。
子供が活躍できるプロゴルファーになれるのは一握りだけ
本人がやる気になり、プロゴルファーを目指しているとしましょう。
ここで問題となるのが、お金やセンスの問題。
特にお金の問題がクリア出来ないと相当不利です。
今は昔と違い小さい時からプロゴルファーを目指している子供は沢山います。
昔はお金が無くても、ゴルフ場の研修生となりプロになる道はありましたが、もうその考えは捨てましょう。
以前にも記事を書いているので気になる人は読みましょう。
考えてみればわかるはず。
例を出しましょう。
お金に余裕のあるA君とお金に余裕のないB君がいるとします。
どちらも体格やセンス、運動神経やゴルフに対する情熱が同じだとします。
違うのはお金に余裕があるか無いかの差だけ。
プロを目指すと決めて幼稚園の頃からゴルフを真剣にやっているA君とB君。
A君は最初から有名コーチの指導を受けてゴルフに取り組みます。
クラブもA君に合ったクラブを特注で作ってもらっています。
B君は親と練習場に行きゴルフを少しやっている親に教えてもらっています。
クラブはB君には長い市販の小学生用のクラブ。
これなら大きくなってもクラブを買い替えなくてもOKです。
A君は週3回練習。
毎回コーチを付けてのレッスンなので間違った動きをするとコーチが正しい方向に治してくれます。
クラブもA君に合っているので振りにくさはありません。
B君は親の休みの日に一緒に練習場に行く程度。
基本的に打ちたいように打っていますが、明らかに変な動きをしたら親が注意します。
クラブが長いせいで洋服に引っかかったり、クラブに振り回される感じでオーバースイングになっています。
小学生になると2人共それなりに上手くなり競技にも参加します。
A君は毎週コースに行き、試合があれば学校を休んで練習ラウンドにも積極的に出かけます。
B君は月に1度だけ親と一緒にコースに行きます。
試合があっても練習ラウンドはいかずに知らないコースにぶっつけ本番。
2人とも試合に出るようになると今まで以上にゴルフに真剣になります。
今までは何となくプロゴルファーになると思っていたのが、絶対にプロゴルファーになると決意。
そんな息子を見て親も今まで以上に真剣です。
息子のゴルフのために全てのエネルギーを注ぎ込むと思います。
A君の親は息子のために部屋を改造して打席を作ります。
室内にモニターや弾道測定器、スクリーンに実際のコースが映し出されるゴルフ部屋。
引用元:https://www.spacemarket.com/spaces/7xnztf-tg_hmnj30/rooms/wiAUkDbgDlSkSay2/
B君の親は出来る限り週末一緒に練習場に行きます。
今まで一緒に打っていたのが、自分は打たずに子供だけ球数を少しでも多く打たせてあげます。
中学生になると身長も大きくなり使うクラブは大人用になります。
A君は相変わらず自分に合ったクラブを使っていますが、大人用になると今まで以上に細かいフィッティングが可能となります。
B君は市販のクラブ。親が新しい最新のクラブを買ってくれましたが、自分に合っているかなんてわかりません。
クラブの特性を理解してクラブに合わせられるように練習を重ねます。
A君は県外のゴルフ名門校に進学。
寮に入ってゴルフ漬けの生活の始まりです。
周りも皆小さい頃からプロを目指してきた人だらけ。
施設も充実しておりゴルフにうってつけの環境です。
B君は近場で行ける範囲でゴルフ部がある公立校。
やる気がある人とない人がいて、施設は充実してるとは言い切れないのがつらいところ。
ゴルフ名門校と普通の公立校では練習環境や練習時間が違うのは当たり前。
試合数やゴルフ合宿の回数は段違い。
周りがみんなプロを目指していれば自然と影響されます。
しかし周りが遊び感覚でゴルフをやっていると相当強い意志を持っていないと悪い方に影響を受けるのも事実。
2人とも高校で腕を上げて更なる上達のため頑張ります。
A君はゴルフ名門大学へ進学。
高校よりゴルフの時間が増え、年間ラウンド数は100日を優に超えます。
プロテストやQTにも毎年挑戦。
知識も今まで以上に増えてゴルフ以外にもトレーニングや栄養にも気を遣うようになるはずです。
B君はゴルフ場の研修生になります。
週6回キャディや雑用をして空いた時間で練習。
プロテスト費用を捻出するためできるだけ安い食材を買って栄養は二の次。
このように心に誓います。
ざっくり書きましたがお金があるか、そうでないかでこれだけ変わります。
お金が無くてもプロになる人はなります。
しかし、いろんな意味でお金のある人より不利な事を覚えておいてください。
子供のスイングに口出しする親が多すぎる。スイングはプロゴルファーに任せておいた方が良い
あなたが子供をプロにしたいのであれば、スイングやスコアについて口出しするのは辞めてください。
プロにさせようと必死で、子供の悪い部分に目が行くと思います。
ですがプロでもないあなたが教えるのは良くありません。
スコアも同様。
よく試合で悪いスコアを出すと子供に怒っている親がいますが子供が可愛そうです。
プロを目指している子なら悪いスコアを出して1番悔しいのは子供です。
周りの子が良いスコアを出しているのに自分は良くない。
頑張っているのにスコアが出なくて辛いのは子供です。
良いショットが打てないのも同じこと。
このように怒ったところで終ってしまったことは仕方がありません。
そこまで言うのであればあなたがやってみればって話です。
以前にもこのようなことは書いているので、ここで本当にお伝えしたのはこのような話ではありません。
具体的に親であるあなたが何をすべきかという事です。
子供をプロゴルファーにするために親ができる3つのこと
親がやった方が良いことは以下の3つです。
・ゴルフに最適な環境を作る
・子供のことを分析する
・栄養のある食事を作る
先ほどもお伝えした通り、スイングやスコアはコーチに任せましょう。
親のやる事は環境を整え、子供のやる気を出すことです。
それでは1つずつ説明していきます。
ゴルフに最適な環境を作る
これは先ほどお伝えしたことですね。
これが1番大切。
環境を整えるためにお金があった方が良いのです。
環境が整えばやる気にも繋がります。
環境とは練習できる環境や共にプロを目指す仲間。
このような環境を整えてあげるのは親にしかできない事です。
子供のことを分析する
スイングやスコアに口出しするなと書きましたが、分析をして何が子供に足りないのかプロと何が違うのか伝えるのは良いことです。
ドライバーが曲がるせいでスコアを崩しているのか、バンカーが苦手なのかなどの分析は非常に大切です。
むしろ細かければ細かいほど良いと思います。
例えば2mのパターの成功率が極端に悪ければ、それを練習する事でスコアアップが望めます。
子供は練習に集中したいので、このような分析をしてもらえると何が悪くてスコアが悪くなっているの分かりやすいはずです。
スイングの分析はしないほうが良いでしょう。
本当にプロになりたければ子供が自分で調べますし、プロでないあなたが分析すると形だけに目がいきとても危険です。
スイングのことはコーチに任せましょう。
そのかわりコーチが指導したことができているかどうかを見ることは良いと思います。
栄養のある食事を作る
環境を整えることに繋がりますが、非常に大切な事なので分けました。
人間の体は食事で出来ています。
プロの世界では10ヤード違うだけで賞金ランキングが変わってくると言われるくらい飛距離は重要です。
飛距離は技術もそうですが、それ以上にフィジカルが大切です。
フィジカルを鍛えるには正しいトレーニングと栄養が不可欠。
いくら正しいトレーニングをしたところで、筋肉の必要な栄養が足りないと体は強くならないのです。
アスリートに最適な食事を作れるように頑張るのだって立派なサポートです。
技術面と同じくらい大切なことですが、このことを理解していない親が多いのが現状です。
仮に料理が作れなくても栄養学を学び、子供に必要な栄養を与えるのは大切です。
子供をプロゴルファーにしたい親は子供のモチベーションを上げよ!
親が子供にできる3つのことをお伝えしました。
この3つができたとしても子供がやる気がなければプロにはなれません。
プロゴルファーになれる確率はプロを目指す人の3パーセントと言われています。(PGA調べ)
ツアーに出て確率できるプロゴルファーとなると、そのうちの一握り。
つまり1%もいません。
どんなにセンスがあっても子供のやる気がなければトッププロにはなれないのです。
結局上手くなるためには、練習しかありません。
やる気のある子と無い子では同じ時間練習しても上達が変わってきます。
どうすればモチベーションを上げて自分から進んで練習するのか。
これがわかれば驚くほど上達のスピードは上がります。
分かりやすいのが先ほどお伝えした環境ですが、他にもやり方はあるはずです。
例えば、子供が小さければゴルフのアニメや漫画を見せる事でもゴルフがやりたくなるはずです。
このように毎日言っていたら子供はゴルフが嫌いになると思います。
丁度今、勉強をやろうと思ったのに親にこのように言われたらやる気を無くすのと同じです。
子供にゴルフのモチベーションを上げることは親の課題だと思います。
お金の無い親は子供をプロにする事はできないのか?
お金のある家庭と無い家庭では圧倒的にお金のある家庭なのはお伝えした通りです。
ですがお金が無くてもプロにさせる事は可能です。
流石にプロテスト費用も捻出できないとなると問題ですが、ここでは一般的な家庭と想定します。
プロゴルファーにさせるにはスコアを良くすることです。
スコアを良くするためにはやる事が色々あります。
分かりやすいことがショットを安定させる事。
しかしゴルフはショットが全てではありません。
パターもスコアアップに必要ですし、体を鍛えたり柔軟性をアップさせる事も飛距離アップに有効です。
正しい食事だってトレーニングです。
目に見えにくいことで言えばバランス力を上げることや、コースマネジメントと呼ばれる考え方、ショット前の精神状態を安定させることも重要。
ショット練習をやるためのお金や時間がとれないのであれば、他にできることをさせましょう。
パターマットやパター練習器具を買ってパターだけは誰にも負けないようにするとか、
メンタルトレーニングであればお金はほとんどかかりません。
どんなにお金のある人でも1日は24時間。
その限られた時間の中でショット練習に時間を割くのか、パター練習やその他のことに時間を割くのか考え方次第です。
親が子供をプロゴルファーにしたいなら頑張る事を間違えてはいけない。
いかがでしたか?
私から見てスイングやスコアに口出しをしている親が多すぎます。
これでは子供が萎縮するだけです。
常に親の顔を伺い親が喜ぶように行動する子供。
これでは真に強いプロにはなれません。
トッププロになる人はゴルフが好きで練習を練習とも思わないような人ばかり。
そのようにする為にはモチベーションを高く保つ必要があります。
子供をプロにしたいのであれば、親のあなたが何ができるのか良く考えると良いですね。
あなたの子供がいつかテレビで活躍するスターになる事を願っています。
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