オデッセイ、デュアルフォースロッシー2とは?
オデッセイのロッシー2は正式にはオデッセイ デュアルフォース ロッシー2です。
発売年は1995年。
オデッセイの歴史の中でも名器と呼ばれるパターの1つです。
そもそもオデッセイは1990年創立。
ロッシーが出て、このロッシー2はその後出た名器です。
初代ロッシーは大きめのマレットでしたが、ロッシー2は初代ロッシーに比べてやや小ぶり。
後ろの方がスッキリしている形で、マレットパターと言われてこの形を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
オデッセイ初の大ヒット商品がこのロッシー2と言っても過言ではありません。
オデッセイからは、その後名器と呼ばれる同じようなマレットタイプの#5や
2ボールパター
ロッシー2の形状のまま更に進化したこのような商品も発売されています。
で、この最初のロッシー2を長年愛用していたプロも多く、矢野東プロや大山志保プロも使っていた記憶があります。
オデッセイデュアルフォース ロッシー2の魅力
それではオデッセイデュアルフォース ロッシー2の良さを語っていきましょう。
このパターの魅力は
形
打感
値段
プラスアロファ
もはや書くまでもないレベルですね。
1つずつ説明していきます。
オデッセイデュアルフォース ロッシー2の形
まずはなんと言ってもこの超ド定番のマレットの形。
発売されてから30年近くたった今でも通用する形。
実際に最近発売されるパターでもオデッセイデュアルフォース ロッシー2と全く同じ形のパターがあるくらいド定番の形が魅力です。
パターには大きく分けてピン型、マレット型、ネオマレット型があります。
繊細なタッチが魅力のピン型とストレートな軌道でヘッドが前に動いてくれるネオマレット型の中間がマレット型です。
オデッセイデュアルフォース ロッシー2は昔のクラブでありながらフェースバランスになっています。
フェースバランスとは写真のように何もしないとフェースが上を向くパターです。
このようなパターは軌道がストレートになるメリットがあります。
形は半月になっており(いわゆるかまぼこ)良い意味でアバウトな形です。
ネオマレットパターは打感がぼやける為なのかアバウトな感じに思われます。
確かに打感や慣性モーメントが高いのでアバウトな感じがしますが、視覚的にアバウトなのはマレットです。
ネオマレットはヘッドが大きいので狙った場所に構えやすいのがメリットです。
しかしストロークがズレると気になる人もいるはずです。
ストレートに引ける人であれば良いのですが、アウトサイドやインサイドに引くとすぐに分かるので、
バックスイングの時にこう思う可能性があります。
その点マレットなら少しの軌道のずれもあまり気になりません。
ピンタイプも薄いので気にならない人もいますが、アドレスした時にきっちり合わせないといけない感覚になる人もいます。
オデッセイデュアルフォース ロッシー2の打感
オデッセイデュアルフォース ロッシー2にはインサートが入っています。
インサートとはフェースの素材が違うヤツのことです。
パターの打感はこのインサートによって変わってきます。(インサートがない場合は当然その素材によります)
問題はこのオデッセイデュアルフォース ロッシー2のインサート。
そこそこ固めですが金属のように硬すぎる感じではありません。
ヒットした感じはきちんとあります。
このような樹脂のインサートの中では固めな部類です。
オデッセイデュアルフォース ロッシー2の値段
残念ながら新品でオデッセイデュアルフォース ロッシー2を買おうと思っても売っていません。
同じ形状の新作は売っていますが、オデッセイデュアルフォース ロッシー2を買う場合、中古になります。
中古で買う場合物にもよりますが安いやつで2000円程度、高いやつで8000円程度です。
この値段の安さも魅力の1つだと言えるでしょう。
オデッセイデュアルフォース ロッシー2を使う人は+αが必要かも
今の時代パターは色々な種類が出ています。
技術が進化しているので30年前のパターより現代のパターのが性能が良いのは明かです。
それにもかかわらず、あえてオデッセイデュアルフォース ロッシー2を使う人は何かしらの理由があるはずです。
実は私が1番最初に使ったパターが父親からもらった、このロッシー2です。
今までにもパターは20本ほど試してみました。
キャメロンやベティナルディのような高給パターから長尺パター、定番のピン、昔のかまぼこ。
レフティのパターも試したことがあります。
しかし結局これに戻るのです。
このパターで入らなければ自分が悪いとわかっているので、あえて変えない様に決めちゃっています。
そもそも、パターの名手でパターをころころ変える人は稀です。
有名どころで言えば、タイガーウッズはずっとキャメロンのニューポート2を使ってます。
この形のやつ↓
このパターにピンのグリップを刺してピンのマークと文字をマジックで黒く塗りつぶしています。
パターを変えると当然感覚も変わるので、それなら感覚を変えずにひたすら練習あるのみと決めた方が良い考えです。
今は同じ形で最新技術が詰まったパターもオデッセイから発売されています。
しかし、このように決めてしまえば目移りすることなくすんでいるのはメリットではないでしょうか?
読むゴルフが使っているオデッセイデュアルフォース ロッシー2を紹介
これです。
例えオデッセイデュアルフォース ロッシー2の同じパターだとしても、個体差があります。
なので、似たようなパターはあっても、このパターは世界に1つだけだと思っています。
特に違いが出るのはネックの入り方。
正直ヘッドはどれも同じだと思いますがネックの入り方やシャフトの曲がり方によって大きく印象が変わってきます。
ロッシー2はベントネックと呼ばれる種類です。
ベントネックとは写真のようにシャフトが曲がったネックです。
この曲がり方に個体差があるのです。
右側に曲がりすぎるとフェースが後ろに感じられ、反対にあまり曲がりが少ないとフェースが前に感じられるのです。
私はロッシー2が好きだったので、同じヘッドでグリップを変えたり実験するために、ロッシー2を4つ持っていましたが、それぞれ微妙に違う感じでした。
今はこれ以外のロッシー2は手元にありませんが、これで一生ゴルフをするつもりです。
私が今つけているグリップはラムキンのコード入りグリップです。
ちなみに下巻テープは3重にして少し太くしてあります。
グリップはいろいろ変えたりしています。
ウィングリップや、タイガーも使っていた細いピングリップ。
今の前はスーパーストロークという極太のグリップ。
グリップも汚れたり、グリップ力が落ちてくると交換するようにしています。
現在付いているラムキンのグリップはゴルフ通なら知っている人もいるかもしれないグリップです。
このラムキンのコード入りグリップは松山英樹が2021年マスターズで優勝した時に使っていたグリップです。
松山英樹がマスターズで勝った時のパターは実はエースパターではありませんでした。
2週間前にこのグリップを刺したエースパターから交換したパターで優勝したのです。
https://www.alba.co.jp/articles/category/tour/pga/post/170244/
松山英樹は硬い感触が好み。
アイアンも硬い打感のグリップだし、パターも例外ではありません。
ずっと削りだしの硬い打感のヘッドに硬めの打感のグリップ。
この硬い打感で微妙な距離感を出してマスターズに優勝したのです。
私はこのグリップに変える前はスーパーストロークの極太グリップをしていたので感覚としてはかなり変わりました。
感覚がダイレクトに伝わるグリップなので気分も変わって練習量が増えました。
以前のと比べるとこんな感じです↓
以前はロッシー2でもスーパーストロークのグリップが刺さっていることで
このように思われていたかもしれません。
しかし、ラムキンのグリップにしたことで、
このように思う人ばかりになったはずです。
もし先程のマスターズ優勝した時のパターだと分かっても
このように、知っているツウの人でも、ただ古いだけのパターなのかこだわっているパターなのか見分けるのが非常に難しいパターとなりました(笑)
ちなみにこのグリップのコード無しは稲見萌寧をはじめ様々なプロが使っています。
重さにもこだわっています。
と言ってもバランスがどうとか、総重量がどうとかは知りません。
何となく感じの出るように鉛を貼っただけですw
グリップを交換すると感覚が変わるので、そのたびに貼り足したりしたりして、今はこんな感じでヘッドと一体化しています。
鉛はこのテープ式のが微調整ができるのでおすすめ↓
ヘッドカバーにも1つだけこだわりがあります。
私の使っているヘッドカバーはこれ↓
このパターカバーは小さくて柔らかいので、外してそのままポケットに入れても邪魔になりません。
普通の大きさのパターカバーだと大きくてとてもポケットに入らないと思います。
そうするとグリーンの外に置いておく必要が出てきます。
パターが終わりパターカバーを取りに行ってパターにはめる。
この作業をせずにパターが終わったらポケットからパターカバーを出してはめる。
たったこれだけだと思う人がいるかもしれません。
しかし、前の組と間が空いてしまったらこの作業をする時間が無くなるだけでもプレーの進行が速くなり心にも余裕ができるのです。
別に子供用靴下をヘッドカバー代わりにしても同じなのですが、見た目的にこっちの方が良いのでこれを使っています。
普通のカバーを使っていてもこのような商品をポケットに刺すのも同じような効果があります↓
パターマットを出しっぱなしにしておくのが上達のコツ
パターってゴルフ場に行った時だけしか練習していない人が多いのではないでしょうか?
家でパターをする場合、パターマットを出して、パターとボールをキャディバッグから出してからやる人が多いはずです。
毎回パターマットやパターをかたずけていては、いちいち出すのがめんどくさくなり、やらなくなります。
パターはゴルフで1番使うクラブ。
パターが上手くなればゴルフが上手くなるのは目に見えています。
パター練習をする時間が増えればそれだけ上達するはずです。
このように出しっぱなしにしておくことで、ちょっとした隙間時間にすぐに練習できるのでメチャクチャおすすめです。
自分なりのこだわりを持つことでゴルフが楽しくなる
これはパターだけに限った話ではありません。
自分の道具に愛着がわくとゴルフがより一層楽しくなります。
自分の使っているパターの歴史を調べたり使用プロがいるかどうか調べたりするのもおすすめです。
同じ道具でもグリップや塗装を変えるだけでも雰囲気は変わるので参考にすると良いかもしれません。
今回紹介したロッシー2は私にとっては替えの効かない唯一のパターですが、もしこの形状のパターが良いのであれば最新のモデルが良いのではないでしょうか?