「歴代最強のゴルファーは誰だ?」
と聞かれたら誰を思い浮かべますか?
タイガーウッズ?ジャックニクラウス?ボビージョーンズ?
みんな伝説のゴルファーですよね。
この質問をプロゴルファーにしたら間違いなく入ってくるのは
ビッグベンこと「ベンホーガン」です。
最近ゴルフを始めた人は知らないかも知れませんが、ベンホーガンの著書、「モダンゴルフ」はゴルフスイングの教科書として数多くの人に読まれてきました。
今回はベンホーガンはどんなプレーヤーだったのか見ていきたいと思います。
タイガーウッズも参考にした伝説のプレーヤー「ベンホーガン」
ベンホーガンを参考にしていたゴルファーは数多くいます。
というか、参考にしなかったプロの方が少ないのでは?と言えるくらいの人物です。
あのタイガーウッズも参考にしていますし、最近ではブライソン・デシャンボーは「小さい頃からベンホーガンに憧れている」と言っています。
ベンホーガン
1912-1997アメリカ出身
170cm64kg
19歳でプロとなる。
トーナメント64勝
ベンホーガンはメジャーで9勝しています。
数少ないキャリアグランドスラムの達成者です。
ベンホーガンはゴルファーのお手本
ベンホーガンのスイングはゴルファーのお手本と言っても良いでしょう。
それくらい綺麗なスイングの持ち主です。
フラットなトップから繰り出されるタメはクラブのリリースが早いアマチュアの参考になるのではないでしょうか。
今ではスイングプレーンという言葉が当たり前のように使われていますが、ベンホーガンのガラスのプレーンがスイングプレーンをわかりやすく説明しています。
モダンゴルフはゴルフの教科書
ベンホーガンは寡黙だったため、自分のゴルフ理論を多くは語ろうとはしませんでした。
しかし本の中で細かくスイングを教えてくれています。
ベンホーガンの著書である「モダンゴルフ」はゴルファーの教科書となっています。
詳しい図で細かいところまで書いてありますので、もし読んだことのない人は一度目を通してみることをお勧めします。
フックからフェードへ変えて大活躍
プロになりたての頃はドライビングコンテストにも出るような飛ばし屋でしたが、フックに悩みフェードにスイング改造します。
プロになりたての頃は飛距離を追求して極端なフックグリップでした。
そのグリップをスクェアに変更して、トップの左手の甲を甲側に折るなどしてフェードを覚えました。
フックを打っていた時とは違い嘘のように勝ち続けます。
ベンホーガンと言えばフェードヒッターと思い浮かぶ人は多いと思いますが、初めはフックを打っていたのです。
ベンホーガンは 練習の虫
ベンホーガンは練習の虫でした。
毎日6時間球を打ち続け、手の豆が潰れても練習し続けグリップが血だらけになったといいます。
貴方は豆が潰れて、グリップが血だらけになるまで練習した事があるでしょうか?
普通の人は痛くて出来ないかと思います。
肉体的な痛みよりもゴルフが上手くなりたいという気持ちが伺えます。
ベンホーガンは「練習以外に上達の近道はない」と言ってボールを打ち続けます。
やはり伝説のゴルファーは人一倍の努力をしていますね。
ベンホーガンは冷徹な男?
ベンホーガンはあまり社交的ではありませんでした。
回っていても話さず、バーディーを取っても笑顔を見せない人でした。
そのため周りからはアイスマンと呼ばれたりもしていました。
強いけどつまらない男というのが当時のゴルファーからの印象でした。
そんなベンホーガンですが、ある出来事をきっかけにゴルファーからの印象が変わります。
36歳の時、車で大事故を起こしたのです。
この事故によってホーガンは内臓破損や複雑骨折などの重症を負い、医者にはもうゴルフはできないと言われます。
大事故にも関わらず隣に乗っていたホーガンの妻は軽傷ですみました。
ホーガンがとっさに妻に覆いかぶさり妻をかばった為です。
マスコミがこの事を伝えてから、皆の印象がかわり「ビッグベン」の愛称で慕われるようになったのです。
医者からゴルフはできないと言われていたのにも関わらず、1年後には復帰してその後もツアーで勝ち続けています。
まとめ
いかがでしたか?
ベンホーガンは知っていたけど、イメージと違うなぁ〜とか、思っていた通りだとか色々な考えがあると思います。
私は特に奥様を守ろうとしてとっさに庇ったのには胸を打たれました。
普段は無口で無愛想なベンホーガンですが、この様な一面を知ってファンに愛されていたのかも知れません。
ベンホーガンは伝説のプロゴルファーですが、今の時代を生きていたらどの位勝てたか気になりますね。
たまに歴代のプロゴルファーが一緒に戦ったら、誰が勝てるかなんて妄想をしてしまいます。
それでは良いゴルフライフを(^^)