ドライバーは最下点の後で打てなんて聞いたことありませんか?
雑誌や本などでドライバーのインパクトは最下点を過ぎてからクラブヘッドが上がる時にボールを打つなんて書かれているかと思います。
クラブが体の中心でターンしてインパクトでは左肩からシャフトが真っすぐになるのが理想。
私はそう教わってきました。
しかし最近のプロのインパクトを見てみるとドライバーでもハンドファーストで打っているプロが多くいます。
結論をお伝えすると、最近のドライバーはヘッドスピード次第ではハンドファーストに打つのが正解です。
昔はドライバーはハンドファーストではなく真っすぐ戻って来た時にインパクトするのが常識でしたが最近では少し違ってきています。
今回はドライバーをハンドファーストで打つプロが増えている理由をお伝えしていきます。
この記事を読めば、ハンドファーストにする意味が分かりますよ。
それでは見ていきましょう。
ドライバーでハンドファーストにするプロが増えている?
ドライバーをハンドファーストで打っているプロが増えていると聞いてどう思いましたか?
このように思っていた人は多いと思います。
実際に見ると納得すると思うのでプロのドライバーのインパクトを見ていきましょう。
私が記事を書きやすいように都合の良いプロだけ選んだと思われないように世界ランキング上位の選手を見ていきます。
世界ランキングは常に変わっていきますが、この記事を書いている2021年12月時点でのランキングです。
まずは世界ランキング1位ジョン・ラームのインパクト。
2位はコリン・モリカワ
3位はダスティン・ジョンソン
女子プロも見ていきましょう。
1位はネリー・コルダ
2位はコ・ジンヨン
3位はパク・インビ
このように改めて画像で見るとわかりやすいですね。
結果は世界ランキング上位3位までの全員がハンドファーストでインパクトしています。
男子プロはもちろん、女子プロも全員ハンドファーストでしている結果になりました。
プロがドライバーでハンドファーストにする理由
プロがドライバーでハンドファーストにする理由はもちろん効率が良いからです。
最近のプロは300ヤードは当たり前のように飛ばしてきます。
昔は300ヤード飛ばすプロは数人程度でしたが、今はゴロゴロいます。
飛ばすためにはヘッドスピードも大切が大切です。
そしてヘッドスピードを最大限ボールに伝える必要があるのです。
そのためにプロはドライバーでもハンドファーストにしていると言えるでしょう。
昔はハンドファーストにする必要が無かったのですが、これは道具の新化によるものです。
最近のドライバーは低重心になり打ち出し角度が高くなってきました。
このことがハンドファーストでインパクトすることに繋がっています。
ヘッドスピードが速ければハンドファーストにしても球は十分に上がります。
なおかつスピン量も少なくなるので飛ばせるという訳です。
ドライバーでハンドファーストにするメリット・デメリット
こう考える人も多いと思います。
まずはやってみることが大切です。
やってみてよければ取り入れれば良いし、ダメなら考えれば良いと思います。
ダメだった場合あなたには合っていない可能性があります。
ドライバーでダウンブローに打つのにはメリットもあればデメリットもあります。
簡単に説明していきます。
ドライバーをハンドファーストにする3つのメリット
ドライバーをハンドファーストにするメリットはこちらです
インパクトゾーンが長くなる
弾道を抑えられる
スピン量を抑えられる
この3つのメリットがあります。
ドライバーをハンドファーストで打つと押し込む形になるのでインパクトゾーンが長くなります。
インパクトゾーンが長くなれば方向性が安定します。
そしてハンドファーストで打つと当然クラブのロフトが立って当たるので弾道とスピンを抑えられます。
これはスピン量の多い高い球を打っている人には合うはずです。
基本的にスピン量の多い高い球はインパクト前でリリースされてロフトが開いた状態で当たっています。
このような人がプロのようにダウンブローで打てれば飛距離が伸びるはずです。
ドライバーをハンドファーストにするデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
ドライバーでハンドファーストにすると起こるデメリットは
弾道とスピンが抑えられることはメリットでもありデメリットでもあります。
球が高くスピン量が多ければドライバーでハンドファーストにすることで最適な打ち出し角とスピン量になります。
しかし弾道が低かったりスピン量が少ない人がドライバーでハンドファーストにすると球が上がりきらずに飛ばなくなります。
メリットとデメリットを把握して試すと良いですね。
ドライバーをハンドファーストにするにはヘッドスピードが速いことが条件
ドライバーをハンドファーストで打つにはある程度ヘッドスピードが無いとデメリットが強調されます。
ドライバーをハンドファーストで打つのに最低限必要なヘッドスピードは40m/sです。
これ以下では球が上がりきらずに飛距離が落ちるでしょう。
もちろん普段から球が高すぎるなど例外はありますが、最低限40m/sは必要です。
ヘッドスピードが速ければ速いほどハンドファーストに打つことで飛距離が伸びるはずです。
プロの中にはドライバーでもダウンブローで打つ人もいるのでアイアンと同じように打ってみるとわかりやすいと思います。
もしアイアンと同じような感覚で打って飛距離が伸びればゴルフが楽になります。
ドライバーでもアイアンでもスイングを全く変えずにゴルフができればシンプルだからです。
まとめ
今回はドライバーをハンドファーストでインパクトするプロが増えている理由を説明しました。
プロがドライバーをハンドファーストでインパクトする理由は効率よく飛ばせるからです。
これはプロのインパクトを見ても明らかです。
今回紹介したのは数名ですが、ほとんどのプロはドライバーをハンドファーストで打っています。
今まで
このように思っていた人は考え方を変えると飛距離が伸びる可能性がありますよ。
ネットや本の情報を鵜呑みにせずプロがどのような形でスイングをしているのか、研究するのも面白いですね。