ゴルフが好きでゴルフを職業にしたい!こう思ったらツアープロとして活躍するか、レッスンプロになるかの2択だと思います。実際は他にもゴルフショップの店員やツアー運営など細かく見ればキリがありません。
そんな私が今になって思う事をこれからレッスンをしようとしている人に伝えていきたいと思います。
私がなぜ早くしてレッスンプロになったのか
私は23歳でPGAティーチングプロのテストに合格しました。私の時代ではかなり早い決断だったと思います。
PGAティーチングプロの研修では1番若く、殆どは30代、40代でティーチングプロになろうとしている人たちでした。
そもそも研修生の私から見たらティーチングプロになろうと思う人は30歳を超えてトーナメントプロになれないからお金を払ってティーチングプロの資格を得ようと思っている人達です(メチャクチャ失礼な言い方ですが、20代前半の私にはそう思いました)
当時の私は研修生として生活の全てをゴルフに捧げていたのにも関わらず、研修会では下位争いをしていた底辺研修生。
ザックリとではありますが、私は人生プランを立てていました。
22歳までにプロになって25歳までにはツアーに出てシード選手になって、28歳までにはマスターズに出る!私で無くてもゴルフ場の研修生であれば似たような目標というか夢といか…を持っているかと思います。
しかし、現実は22歳になってもトーナメントプロになるどろこか、研修会でも下の方。
ツアーを諦めてレッスンプロ業界で一流になるには早くしてレッスンをする方が良い!
35歳で初めてレッスンをするより25歳からレッスンをしていて35歳の時にレッスンしているのではレッスンスキルもついて良いのではないか?当時の私はこう考えていました。
ツアーに出られる実力があればこんな考えはしなくても良いのですが、残念ながら私にはその実力はなかった。
こう考えて実際に実行に移した訳です。
その結果、一年間の講習を受けて25歳でティーチングプロの資格を得ることが出来ました。
ちなみに私が入会した年では私がぶっちぎりで1番若かったです。多くは35歳〜45歳くらいの人でした。
今はティーチングプロになる条件が甘くなり、若い人も増えてきています。
レッスンを始めて10数年たった今思うこと
ティーチングプロになりたての当時はレッスンスキルを磨くため、先輩のレッスンを見学させて頂いたり、DVDで話術を学んだり一生懸命に取り組んでいました。もちろんそれなりの成果は出たかとは思います。
思いますが…
プロがレッスンをする場合ゴルフと同じでセンスが大切と言うことを痛感しています。
センスと言うと語弊がありますが、いくら売れっ子ティーチングプロの話術を真似したところで意味はありません。
その人が本来から持っている性格でお客さんがつくかどうかが決まってくるような気がしてなりません。
こう思うのには訳があります。
色々ありますが、特に思うのは違う業界からゴルフが好きでレッスンをやりににきたレッスンプロ。
レッスン業界ではちょこちょこ見かけます。
アマチュアでそこそこゴルフが上手いと周りにおだてられ俺ゴルフ上手いし好きだからレッスンプロになるか。みたいなノリでレッスンをする人がいます。
私のような研修生上がりの人からしたら面白い訳ありません。
さらにゴルフも上手く無いのに、レッスン歴も私よりかも少ないのにお客さんが多かったりしたら、もう悲しくなりますよ。私の力不足はもちろんですが、それ以上にひがみ根性丸出しです。
結局のところレッスンをするにしても、向き不向きがあります。
学生時代を思い返してもらうとわかりますが、お調子者はクラスの人気者で根暗なオタクは人気が無いですよね。
そのようなセンチメンタリストがお調子者に叶うでしょうか?
ゴルフでは負けないのに、レッスンをしていると球を打つ機会も少ない。
特にインドアでレッスンしていると、全くと言っていいほど見本ショットはしません。
というか人数と時間の関係で出来ません。
どうやって人気を出せば良いのでしょうか?まだレッスン10数年の私にはわかりません。
あの時思っていた35歳は過ぎてレッスンスキルもそれなりに磨いてきたのに、遊びがてら違う業界からやってきたインチキラクターよりも人気が無い。これは悲惨以外の何者でもありません。
とはいえ自分ではある程度どのような人が人気が出るのか分かっています。
何パターンかあるのですが、わかりやすいパターンを紹介します(前置きが長くなったが、この記事を読んでくれている人はここが知りたいのかも)
イケメン、美女の先生
面白い先生
熱血先生
オラオラ系先生
キャラが濃い先生
主にこのような先生が人気が出ます。これはおそらくゴルフでなくても先生と呼ばれる人で人気なのはこのようなタイプが多いと思います。ゴルフレッスンで人気を出そうと思ったら元々の性格がこのどれかのタイプであれば人気がでやすい!このような性格を持ち合わせているのならレッスンプロとして活躍できる事でしょう。逆に人気になりにくい先生の特徴は
話下手
暗い
真面目
このようなタイプはレッスンで苦労します。話下手と暗い人は人気が出ないのはわかりますが、真面目な人も人気が出ずらい傾向にあります。ただ真面目な先生は人気が出るパターンも無いわけではないので、あくまでもそのような傾向にあることだけ思っておけば良いでしょう。
ゴルフレッスンプロになりたい人に向けて
きっとあなたはゴルフが好きでゴルフのインストラクターになろうと思っていると思います。
雑誌を見たりイメージっでゴルフのレッスンプロってなんだかカッコいいと思っているのかもしれません。
人気になれば会社員より給料はでるでしょう。
しかし良い面ばかりではありません。ゴルフレッスンプロとして生活していきたいのなら裏の事情も知っておく必要があります。
私も色々調べましたがインストラクターになりたくて悪いことはどのような事を調べても多くは出てきません。レッスンプロになったものの辞めていく人も多くいます。辞めていく理由で多いのは
給料が安い
人気がでない
長時間労働
将来性が見えない
不祥事
こんなところです。ゴルフレッスンを本業にしている人の年収は300~500万程度です。
ある情報ではもっと安いとか書かれたりもしていますがおおよそこのような感じです。
個人で立ち上げればもっと稼げるかもしれませんが、その分苦労もします。
しかもゴルフ業界にはヒエラルキーが存在します。
これは生徒さんがわからなくても先生が感じる事です。このような業界がゴルフレッスン業界です。
今の時代、ゴルフレッスンプロになりたくて多くの人が参入してきています。
某団体ではインターネットでプロ資格を取れますと詐欺まがいのこともやっていたりします。
生徒さんからしたらレッスンプロは全員パープレイで回ってくる実力はあると思うでしょうが、100を切れない人までレッスンをしていたりします。
私が研修生の時にはそのような下手くそがレッスンをしているなんて知りませんでした。
でもゴルフの腕前とレッスンプロとして人気が出るかどうかはほとんど関係ありません。
元々の性格で人気が出そうな人とそうでない人がいるのです。これはある程度レッスンをしている人であれば分かると思います。
もしあなたがレッスンプロになりたいのなら、信頼できるレッスンプロにあなたがレッスン向きかそうでないか聞くと良いと思いますよ。
PS。これ以上レッスンプロが増えない事を願い、出る杭は早めに打っておこうと心に決めている読むゴルフでした。賛同してくれる人はスポンサーになってください(何のためのスポンサーか知らんけど)