
あなたは「スイング中頭を動かすな」と言われたことありますか?
無くてもゴルファーなら一度は聞いたことがありますよね?
今回は本当に頭を動かさない方が良いのかお伝えいたします。
頭を動かすなと言われる理由
そもそも何故頭を動かすなと言われるのでしょう?
昔から頭を動かすなと言われています。
頭を動かすなと言われる理由をお伝えいたします。
すばり
「軸がブレて打点が安定しなくなるから!」
以上!
最後までお読みいただきありがとうござい…
もう少し深掘りしましょうかね(笑)
何故昔から頭を動かすなと言われているのか。
理由は先程お伝えした、軸がブレて打点が安定しなくなるからです。
もう、これに尽きます。
ゴルフスイング理論は道具の進化と共に変化しています。
と、言っても大きく考えるとほぼ同じだと思って良いでしょう。
ゴルフ上級者であれば、
「いや!昔と今のゴルフスイングは大きく違うよ」
と言うかもしれません。
たしかに変化しているので否定はしません。
しかし、ゴルフをやったことのない人や初心者から見たら、50年前のスイングも今のスイングもどこが違うのかよくわからない人が多いはずです。
軸に対して回転するのがゴルフスイングです。
軸がブレてしまえばスピードも出ないし、ミート率も悪くなります。
回っているコマを思い浮かべて下さい。

速く回転しているときは、軸がブレずに回っていますよね。
しかし、止まりそうな時は、軸がブレて安定していないと思います。
イメージとしてはコマの様な感じです。
頭を動かすなと言われる理由は軸が左右前後にズレるのを防ぐ為の言葉なのです。
最近のプロゴルファーの動き

最近、昔ほど頭を動かすなと聞かなくなったと思いませんか?
ゴルフ歴が長い人ならわかると思います。
昔はあんなに頭を動かすなと言っていたのに、最近は昔ほど聞かなくなりましたよね?
それは今のプロが頭を動かさない事をあまり意識していないから、と言うより実際動いているからです。
こう言うと初心者は
「えっ!さっきは動かさない方がスピード出るしミート率も上がるって言ってたのに矛盾しているじゃん」
なんて怒りそうですね。
実はミート率だけで言うなら頭はインパクトまで動かさない方が良いはずです。
では何故か?
色々な要素がありますが、一番は飛距離を出すために様々な力を使う事を考えると多少動かした方がスピードが出るからです。
特にタイガーウッズが出てきたあたりから、多くのトッププロがダウンスイングで頭が下に動く動きをしています。
これは一旦沈んでから地面から反発する力を利用する為です。
詳しく説明すると、難しい話で長くなってしまうので省略します。
ゴルフコースは年々長くなってきています。
道具の進化によって、プロゴルファーの飛距離が伸びてきているからです。
簡単に言うと、クラブとボールの進化によって、ヘッドスピードが上がれば上がるほど昔に比べて飛ぶようになってきているのです。
その結果、頭を動かさないメリットより、飛ばすことに重点を置いたスイングとなってきているのです。
昔より筋力トレーニングをするプロも増えており、ある程度頭が動いても軸がずれてない身体を作っているから出来るとも言えます。
頭を動かさない弊害

基本的にはあまり頭を動かさない方がメリットはありますが、弊害もあります。
まず、頭を残そうとするあまり、腕だけで振りやすくなるという事です。
上体の捻転が上手くできずに、いわゆる「手打ち」になる人がいます。
軸がブレないのは大切ですが、体の回転まで止まってしまっては飛距離が出なくなります。

そのほかにトップオブスイングで体重が左に残り、ダウンスイングで体重が右になるリパースピボット、いわゆる「ギッタンバッコン」のスイングになりやすいです。
こうなると、ダウンブローに打つ事が難しくなり、上手くミートできません。

この様な症状になっていたら注意した方がいいかも知れませんね。
良い頭の残し方

それでは良い頭の残し方を見ていきましょう。
バックスイングでは軽く顔は右を向き肩の入りを良くします。
この時、頭が1個分以上動かない様にして下さい。
それ以上動くとスウェイして、ミート率の低下に繋がります。
ダウスイングからインパクトまではボールを見て、インパクト後は頭が動いても構いません。
フォロースルーでも頭を残していると体の回転が止まるので気をつけてください。
まとめ

いかがだったでしょう?
あなたは正しい頭の残し方をしていますか?
昔から言われるくらいだから、正しく頭を動かさなければ上達していきます。
ただあまりにも頭を動かさない事だけを意識してしまうと、他の動きがぎこちなくなってしまう可能性がある事を覚えておいてください。
それでは良いゴルフライフを(^_^)